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2012年7月17日火曜日



 野田総理が 苛められて居る少年に向かってテレビ番組でメッセージをして居ます。「あなたは一人ではありません。きっとあなたを支えて居る人があなたの近くに居ます。誰でもいいから其の人に相談して下さい」と。 然し 一見親切に聞こえる其の言葉も、実際には何の助けにも、励ましにもなりません。 <誰かに相談出来る様な状況>であれば、自殺する処まで追い込まれたりしません。 つまり 野田総理のメッセージは、単なるその場凌ぎの<親切ごかし>で、実情を知らない人間の無責任発言です。
 苛める方は 非情と言えるほどに悪知恵を巡らし、被害者が誰かに相談出来ない様に周囲を固めて仕舞うのです。其の固め方は 実に用意周到で、「誰かにしゃべればシカトする」とか、目に見えない陰湿な手段でジワジワと攻めるのです。野田さんの言う様に 簡単に他人に訴える事なんか出来ないようにする、此れが苛めの極意です。そんな事も知らない人が、何をか況やです。
 被害者の少年は まるで底なし沼に嵌って行く様な恐怖に襲われて、親にも言えず 悶々と一人苦しんで居るのです。
 だから 「誰かに相談しなさい」じゃ無くて、周りの人(特に親が)何時も声を懸けて、<一人で悩み苦しむ事が無い様に>心がけてやらなければなりません。
 ただ 今の親達には 余裕が無いのです。自分達の生活防衛だけで精一杯ですから・・・野田さん 問題の根本は 矢張りあなたに在るのですよ!!

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