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2012年3月8日木曜日

妻の闘病記 4

「妻の闘病記 4」 妻が入院して40日なりますと、色々の事が耳に入って来ます。驚いたのは昨日の朝退院して行った患者さんが、昨日の内に又救急車で運ばれて病院に戻って来たと言うのです。然も 此の患者さんはそう言う事が初めてじゃ無くて、今までに二度も有り、今度で三度目だと言いますから呆れて仕舞います。
 此の人は 認知症でおまけに重度の糖尿病で、病院側としても完治の見込みが無く、徘徊はするヮ食べ物を引っ繰り返すヮで、医者も看護師も手に負えずに困っているのです。勿論 家族も厄介者扱いで、病院を<姥捨て山>にしているらしいのです。何度も退院のために患者の引き取りを要請しても家族は顔も出さないといいます。やっと昨日病院側で車を出して自宅へ送り返したら此のザマで、どうにもんりません。
 病院としても困りますから、「退院勧告」をして養護施設などへの転院の要請をするのですが、養護施設と市立病院とでは入院費が格段に違いますから、無理矢理退院させても今回の様に救急車を呼んで病院に逆戻りさせて仕舞うのです。
 看護師長も「こう言う場合 どうしたらいいのか?困って仕舞います」と嘆いて居ました。市立病院ですから 市民の税金で運営して居る訳で、市民が病気で困っている場合は入院医治療を拒否できません。然し こんな形で病院を利用されたのでは、善良な一般市民としては誠に困った事です。

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