今の日本の企業は酷い人材不足です。それも若い人材ではありません。50代の会社内で高い権限を持たされて居る立場の人材が不足しているのです。だから事態は深刻なのです。つまり 会社の中で若い社員達にむかって大声で「やる気が有るのか!」とか「努力が足りない!」「そんな馬鹿な考えでは駄目だ!」等々 抽象的なハッパを掛けて若い発想力、想像力の芽を摘んでしまっています。
此の大不況の中、何とか成績を上げようと必死に頑張って居る若手社員達に残酷な迄にハッパを掛け捲くり、大声の罵声を上げて叱咤するのは、唯々自己保全の為であって其の犠牲になってる社員達は気の毒の一語に尽きます。何かと言えば「シッカリしろ!」「やる気が無いなら辞めちまえ!」と怒鳴り、社長には「この様に私が頑張って居るのに、部下達は無能で向上心が無くて仲々うまく行きません」と嘆いて見せて、自分の地位の保全をはかって居るのです。その為にあらゆる知恵を絞り、適当なカタカナ言葉を並べ立てて議論を煙に巻いてしまうのです。勿論 理路整然とした議論をしたら若手社員には歯が立たないから、わざとマニュアックなカタカナ言葉を並べて相手を煙に巻く作戦ですが、其の意図は悲しいかなバレバレです。でも それが彼の唯一の保身術ってヤツだし、地位的に上司だから逆らえば大変な事になるしで、若手社員君は悩みに悩んだ末に黙って引き下がるしかありません。憤懣やる方無い胸の内を抑え、耐え難きを堪え腹の中で「バカ!死ね!!」と言いながら引き下がります。
でも 此の野郎は丈夫ですから 仲々死にませんよ!困った事に鬼も怯む位に丈夫ですからねェ~ それに 日頃のゴマスリが効いていますから社長の覚え目出度くて地位も当分安定だし・・・所詮勝ち目はありませんから諦めましょう。こんな無知で軽薄で我が儘で自己中心的で、周りの人間は自分の言う事を素直に聞く者ばかりだから、自分が一番有能で偉いと思い込んで居る「裸の王様」が君臨してる限り日本の企業の現状はまさしく「人材不足」であります。
2009年5月8日金曜日
人材不足?
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