御近所の奥様(推定年齢72~3歳)のお話です。
最近 海外旅行に言って来られたそうです。行く先はオランダとベルギーで、それはそれは楽しかった、と 聞く方の都合もかまわず喋り捲くりました。 此の人は旦那さんに先立たれて一人暮らしで、子供は結婚して独立、言うなれば気侭な生活を楽しんで居る誠に結構な御身分です。 だけど 其の楽しかったみやげ話を誰かに聞いて貰わなくては宝の持ち腐れです。其処で通りがかりの顔見知りの人を捕まえては相手かまわず「ねぇ!聞いて!聞いて!」と遣らかすので迷惑千番です。
何でも お知り合いのお友達と一年に一回お出かけになるとか。それは結構ですが、「今度一緒に行きましょう!」とか「どうして海外旅行に行かないの? こんなに楽しいのに!」と しつこく迫られるのには閉口してしまいます。
自分が楽しい事は、きっと誰でも楽しいに違いない!と 信じて疑わない人ですね。だから 海外旅行は楽しいから、誰でも行きたがって居るに決まって居るのに、何故行かないんだろう?と 不思議に思って それで頻りと人を誘っているのです。
でも 私の場合を申し上げますと・・・海外旅行に行くには「飛行機」と言う恐怖の乗り物に乗らなければなりません。 「あれは必ず墜ちる」と確信して居ります。あの金属の塊が空中に浮いて空を飛ぶなんて事は有り得ません。あれはきっと錯覚に違いないのです。だから 飛行機に搭乗する時の情景を見ると、まるで屠殺場に送り込まれる羊に見えます。「♪ドナドナド~ナ♪・・・」と言う悲しい歌が聞こえてきます。
勿論 現役時代には仕事で飛行機には乗りました。月に二度も北海道に出張したりして、其の恐怖を充分味わいました。あの閉鎖的で狭いジャンボ機の機内にギッシリ詰め込まれて、離陸・着陸の時の異常な緊張感は何度経験しても つい 神様に祈らずには居られません。!!
其の恐怖の時間を12時間も連続で過ごしてやっと辿り着く海外旅行なんて私には断じて楽しい事はありません。寧ろ 精神的におかしくなって発狂してしまうでしょう。だから 海外旅行なんか御免です。
2009年5月14日木曜日
地獄の海外旅行?
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