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2009年9月10日木曜日

人材の確保

ソフトバンクの携帯電話のメールが、間違った相手に誤配信されたと言う「事件」が西日本で3902件もあったと言う記事を見ました。原因は 大阪に有るメールサーバーがエラーしたと言う事です。
 此れは大変な事件です。もしも 業務用の重要なメールが誤配信されたら大変な事になります。其処の処の認識が甘過ぎるから斯様な事件が頻発するのです。以前 個人情報が400万人分も漏洩した事件がありましたが、此れも「派遣社員の仕業」でアッサリ済ませてしまいましたが、これではソフトバンクの信用がどう損なわれても利用者への影響は小さいから、気にしない!気にしない!との態度の様です。以前にも言いましたが、此れはソフトバンク・グループの親分 「孫 正義」の人格・能力=器量に起因するものと言わざるを得ません。
 つまり 人間の能力には其の人の人格に合った器量があります。1升ますにはどうやっても1升しか入りません。だから自分の器量に過ぎたものを入れようとすれば当然溢れてしまうか、パンクするのです。処が 一旦トップの座に付くと自分の器量に無限の可能性が有るかの如く錯覚をするのです。その器量というのは、「心底信頼出来る有能な部下を幾ら集められるか」言いかえれば、そう言う人材を幾ら獲得できるか?それが 其の人間の器量なのです。中国の古典「史記」には人材獲得の為に食事中に訪ねて来た人材に逢う為に、三度も口に入れた食物を吐き出して面会した、と 言うほど大変な事業で、トップたる者はその為に全精力を傾けなければなりません。
 自分一人が完璧にコントロール出来るのは、如何に優秀な人でも10人です。だから100人をコントロールするには自分に変わり得る人材が10人必要で、1,000なら100人の優れた人材が必要です。然し 優秀な人材は、そんなに簡単には居ません。況してや昨今の若手は利己主義の塊が多いので、口では上手い事を言いますが、面従腹背の徒ばかりです。特に団塊の世代に酷い鍛え方をされた世代(50代~40代)は利己主義居士で、後輩達の邪魔をして人材として成長したくてもさせない様に体を張って頑張ってます。
 人材は 生まれつきの資質ではありませんから、時間を掛けてジックリ育成しなければなりません。其れなのにこんな邪魔者がドッカと居座って居ては育つ人材も育ちません。やっと団塊の世代の整理が済んだのに此れでは困ります。いっその事此の50代~40代の極潰し共を思い切ってリストラして、若い世代に入れ替えたらいいでしょう。
 さて 其の人材確保が出来なくて失敗した例は、古くはダイエーの中内 功、最近ではホリエモンが我が身の器量も顧みず、手を広げ過ぎて滅びた例です。

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