昨日12月8日は日本が歴史上最大・最悪の間違い「真珠湾攻撃」をしてしまった日です。勿論 平和ないま冷静に考えて、<何故あの馬鹿な戦争をしたのだろう!?!>と誰しも何の疑問も無く思うのですが、1941年当時の日本の軍部・特に参謀本部の暴走を誰も止められなかったのが開戦の根本原因とされて居ます。
敗戦後 東京裁判で、A級戦争犯罪人七人が、戦争の責任を負わされて絞首刑にされましたが、戦争の責任を負うべき者は、彼等だけではありません。
何と言っても当時の国民に「恐るべき狂気」を作ったのはマスコミです。NHKのラジオ、そして新聞各紙です。これ等が 「反戦主義者は国賊だ!死ね!!」と連日連夜叫び続け、書き捲りました。そして「我が帝国軍隊は連戦連勝!!我が軍には神様が付いて居る!」などと嘘八百ばかり並べて国民全部を騙し続け戦争へ!戦争へ!と煽り立てたのです。
当時のマスコミの人々に言わせると、「其れに逆らえば 憲兵に逮捕されて取り調べ、拷問され、殺されてしまう」と弁解しますが、マスコミの煽動に依って日本史上未曽有の悲惨な出来事を齎して仕舞った責任を断じて免れません。
今尚 当時のマスコミ関係者の書き遺したものを見ると、「我々は 軍部に武器を突き付けられて無理矢理させられた。我々も被害者なんだ!」 と 厚かましくも言い逃れを言って居ますが、其れは詭弁です。広島・長崎・沖縄・そして東京始めとする大空襲と、遠い戦地へ強制的に送られて戦死した17歳以上の男性達の多くの犠牲に思いを致す時、卑怯者達の「情報操作」の恐ろしさに慄然とします。
命を懸けても断固戦うのだ!と言う勇気と、日本と言う国を守るのだ!と言う責任感が有れば、たとえ軍部・参謀本部が暴走をしようとしても、それにブレーキをかけて、あの悲劇をもっと少ない形に出来たかも知れません。
なにしろ 戦死者210万人、戦没者400万人を出した悲劇を防がず、逆に煽りまくって仕舞った責任は何事にも例えようがありません。其れなのに NHKも新聞各紙も未だに「総括」をしてません。まるで、あの時のNHKも、新聞も今とは別の物で、我々とは関係ありません。と言った態度で此れは許せません。
「マスコミは常に正義の味方ではなく、強い者の味方だ」と言う体質は70年前から今も全然変わって居ません。
2009年12月9日水曜日
開戦の日
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