勝海舟が百年前「氷川清話」の中で大変含蓄のある事を言ってます。
『◎其の1<個人の百年は国家の一年> 個人の百年は、国家の一年位に当たるものだ。それゆえに、個人の短い了見を以って国家の事を急ぎたてるのは良くない。
◎其の2<古今の差なく東西の別なし> 人間は始終同じ事を繰り返して居る。今から古(いにしえ)を見るのは、古から今を見るのと少しも変わりは無いさ。
◎其の3<今の大臣は先輩の尻馬> 今の大臣(政治家)達は理屈ばかりが巧くなって、実際に剣光砲火の下を潜って心胆を練り上げた者は居ない。だから 少し異論を出されると直ぐ様変節する。つまり先輩の尻馬に乗って居るだけで、自分独自の信念を持って居ないのだ。
◎其の4<改革は公平に>行政改革というものは、よく気を付けないと弱い者虐めになる。そして大きい者から初めて、小さい者は跡にするのが良い。言い換えれば改革者が一番に自分を改革するのだ。』
今から 凡そ100年前に 勝海舟が此の様に考えて居たのです。今の政治家たちの無能振りを鋭く言い当てて居ます。何と人間は進歩も成長も無いのでしょう!!と言うよりあの鳩山さんや、菅さんを見て居ると、其の100年前の人達よりも退歩して居るのじゃないか!?と さえ思っちゃいます。
2010年7月3日土曜日
氷川清話 其の4
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