1985年8月12日夕刻6時半過ぎ、日本航空123便が群馬県の御巣鷹山に墜落しました。そして乗客・乗員524人が貴い命を奪われました。原因は、「貨物室を塞ぐ圧力隔壁の修理したボーイング社の作業不良である」と結論付けられました。然し 今尚此れには、米空軍の<中性子爆弾による攻撃>との噂が絶えません。真剣にBlogに書いて居る人も居ます。然しそうだとすると、其の攻撃の目的が判りません。だから 多分憶測に過ぎないでしょう。
其の時のボイスレコーダーの録音再生フィルムを見ましたが、余りの迫力、何とか524人の乗客・乗員の命を助けようと必死の努力をする姿が、生々しく再現されて居て、とても堪らない気持ちになりました。
丁度 お盆の時期で、帰省される人も多く、中には、普通は新幹線を利用するのだけど、お盆なので特別に生まれて初めて飛行機を利用した人も居たと言う事です。何と言う不運な事でしょう。其の中には歌手の坂本九さんが居ました。また たった一人奇跡的に助かった12歳の女の子も居ました。死ぬ直前まで<何とか助かりたい>切実な思いを、手帳に書きの残した人も居ました。きっと 乗客・乗員の全員が同じ思いを必死に神に願い、仏に祈願しても届かず、空しく死んで行ったのでしょう。
然し あの事故以来、飛行機の安全面での技術的進歩は、殆どと言っていいほどに進歩が有りません。相変わらず離陸・着陸の瞬間には、操縦士の固有の技量(訓練された感覚)だけが頼りです。言うなれば野球のピッチャーのコントロールの様に微妙で、繊細な感覚を要求される訳で、その瞬間の人間の状態が必ずベストである保証は有りません。また 機体の状態が、万全かと言う心配が常に有ります。
日本航空123便の事故は、機体の修理をした、大勢の人の内の一人が手を抜いた、或いは其れを検査した大勢の人の内一人が手を抜いたと言う、傍目には些細な事で此の様な大事故になったのです。此れも 修理点検の体制的には経営状況の悪化で、リストラ攻勢が影響して満足な状態では無いでしょう。
暫らくは、日本航空にはなるべく乗らない方が安心だと思いますが・・・
2010年8月12日木曜日
日航機事故
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