2011年10月31日月曜日
巧妙な野球
昨日は孫の中学校の静岡県新人戦、中部大会の応援に行って来ました。そして 孫の中学は見事に負けました。
新人戦ですから、中学一年生と二年生のチームで戦うのですが、我が方のチームは二年生主体の大型選手で編成したチームです。
一方 相手チームは山間の田舎の学校で、単独ではチームの編成が出来ずに、二校の合同編成のチームで、おまけに身長150?位のチビッコが半数を占めると言うチームでした。
此のメンバー達を見て「此れは楽勝じゃわい!」と思いましたが、とんでもない間違いでした。先ずコノチビッコ打者がバッターボックスに入ると、蟹さんの様に構えるのです。背を極端に低く構えてストライクゾーンが狭くて、ピッチャーが投げ難い構えをするのです。そして2ストライクを取られると、コツン・コツンとファウルを打って、ピッチャーが根負けするまで粘ります。堪らずピッチャーが4ボールを出しますと、今度はバントで二塁へ送ります。此のバントが実に上手いバントをするのです。さて 二塁走者を又バントで送ります。此れもピッチャ―左のややこしい位置に上手に転がすのです。やっとの思いでピッチャ―が取って一塁へ送球して居る間に、何と二塁走者が三塁を回ってホーインして仕舞うのです。実に鮮やかと言うか、狡いと言うか、アレヨアレヨと言う間に3点取られて負けて仕舞いました。勿論 守備の面でも相当鍛えられて居まして、右中間・左中間を抜けそうな当たりをダイビングキャッチで3本も取られまして1点を取るのがやっとのあり様で、試合が終っても負けた様な気がしませんでした。
2011年10月28日金曜日
ルミネ
有楽町にファッションビル「ルミネ有楽町店」が今日オープンしたそうです。一時 六本木や新宿・渋谷などにファッションやグルメのトップストリートを奪われて居ましたが、また銀座が巻き返しをして来ました。
昔は 年末になると、田舎から出稼ぎに来ていた人達が、銀座三愛の買い物袋を持って上野駅から夜行列車に乗る大テントに並ぶ姿が、帰郷スタイルのステイタスでした。
東北の人達の故郷を想う気持ちの強さは、我々の想像を遥かに超えたものがありまして、若い頃 東北から来ている会社の同僚に聞きました。「お前 そんなに必死になって故郷に帰って、何をするんだ?」と 其の返事にはガッカリしました。「何もせず 家にジッとして居るか、2~3人集まって酒を飲み、東京の悪口を言って居る」そこで「そんなに嫌なら東京なんか来なきゃいいのに!」と言いますと「田舎じゃ何もネェし、喰えネェ!」と吐き捨てる様に言いました。<よしいくぞう>の歌じゃありませんが田舎じゃ何も無いのです。
何もかも全てが東京で、銀座で人が集まり、金が集まり、国が成り立って居るのです。田舎は恐ろしい位に過疎化が進み、独居老人ばかりになりました。
華やかに光のあたる銀座の一方で、光の当たらぬ田舎が全国にドンドン増えつつある現実の厳しさを、どうすればいいのでしょう?
2011年10月26日水曜日
舟を捨てよ
今日の静岡大学 湯の上教授の第三回講義は、二つの大きなテーマがありました。
◎一つ目は 仏陀(お釈迦様)の言葉『煩悩の激流を渡れ。そして 渡ったら舟を捨てよ』先ず 人生に煩悩は避けられません。激流として迫りくる煩悩には恐れず果敢に渡り切れ。そして渡って仕舞ったら、いつまでも舟(仏陀)にしがみ付いて居ないで舟(仏陀)をサッサと捨てなさい。
人間は弱いものです。仏陀に救われた事を忘れられなくて、何時まで経ってもしがみ付いて居てはいけない。自分の力で前へ進みなさい と言う事です。
◎二つ目は 538年 仏教が日本に伝来した時、経典は漢文で到来しました。中国ではインドから経典が到来した時には、サンスクリット語でした。其れを中国の鳩摩羅什、玄奘三蔵等の優れた僧たちが何百年と言う膨大な時間と努力で漢文に翻訳しました。
一方 日本に仏教の経典が入って来た時は漢文でした。其れを日本の僧たちは漢文の侭取り入れて和文に翻訳しませんでした。何故なら 当時の僧たちは、漢文にレ点等を打つ事で、其の漢文が読めて、意味が理解出来たのです。そして凡そ600巻も有る経典を翻訳するのは必要ないと思ったからでしょう。
そして お坊さんがあげるお経は、呉音の漢文の侭こんにち迄伝わって居るのです。
2011年10月24日月曜日
2011年10月23日日曜日
橋下さん
22日 橋下大阪府知事が辞表を提出しました。近く告示される大阪市長選挙に立候補する為だそうです。現職の平松邦夫市長と行政方針で悉く対立して、遂に「此の際 自分で市長になってやるか!」と 立ち上がったのです。更に 大阪は、府と、市の二重行政になって居るから無駄である。此れをひとつにして「大阪都」を作るのだ。という構想のもとに旗を掲げたのです。
昔から大阪は独特の地域性が有りまして、中央政権(東京)には理屈抜きに反目する癖が有ります。そして 今尚 大阪は東京よりも進歩的で、あらゆる面でレベルが上だと思いたいのです。
しかし現実には 東京と比較して、全ての分野で既に一桁以上の差がつけられて仕舞って居て、其の差は開く一方です。
原因は大阪の歴史に有ります。豊臣秀吉時代から大阪は、問屋の街として四百年以上の伝統が有り、此れが現代に至っても足枷となって街の発展を妨げて居るのです。乾物・繊維・薬と言った問屋さんが、未だに街を牛耳って居て、其の権力は絶大なものが有ります。都市計画をして問屋街の整理をしようと計画をしたら、問屋さん達の猛反対に逢い、そこへ巧みに暴力団が介在したりして、とても綺麗事では実現出来ません。あの汚い・臭い道頓堀のヘドロを浚って綺麗にしようとしても「その筋」の許可が無いと出来ないそうです。何が出て来るか分かりませんから・・・
そんな 諸々の「伝統」の有る大阪を橋下さんはどうするのでしょう?
2011年10月22日土曜日
セレブの逃亡
ギリシャ国民が、政府の打ち出した緊縮政策追加に反発して暴動を起こして居ます。国民の言い分は、国民のごく少数の高所得者や、国に溢れている公務員を優遇して、国民の大半を占める低所得者層に大きな負担をかける政府案に反発して居るのです。
富の不公平はアメリカを始め、世界中でも起きている現象です。富める者は際限なく富み、貧しい者は益々貧しく、富の偏在は世界中の貧しい人々を苦しめます。貧しい人は、少しでも富める人の仲間に入ろうとして、まるで芥川龍之介の小説「蜘蛛の糸」の様に群がり寄り、争い、人類の歴史が始まって以来何千年もの昔から戦って居るのです。実力有る者は、無力な者を虐げ、富の独占をします。然し 其れも永くは続きません。次に現れた実力者に倒され、又次の実力者も・・・と、何千年も此の愚かな争いを繰り返して来たのです。
ギリシャはユーロ圏17カ国が、債務を大幅にカットして、更に80億ユーロ(8,480億円)を融資する事で、11月のデホルト(債務不履行)を取り敢えず忌避する見通しになりましたが、未だ根本的な解決にはなりません。ギリシャ政府も、ユーロ圏諸国も、ギリシャの民間に応分の負担をするよう働きかけて居ますが、ギリシャのセレブ達は、サッサと自分の資産を国外へ移したり、移住したりして、災難逃れをして居ます。言わば自分達の所為で国が大変な事になって居ると言うのに、此の無責任な行為は赦せません。ガダフイ大佐や、サダム・フセインと同じです。
日本のセレブな人達も、コソコソとそんな動きをしている様です。嫌な奴等ですねぇ~! 何とかそいつ等をとっ捕まえる事は出来ないものでしょうか!?!
2011年10月21日金曜日
ガダフイ大佐
ガダフイ大佐が殺害された と言うニュースが伝えられました。彼の独裁政治に反対する勢力に追い詰められた挙句の哀れな末路です。
然し 彼は1969年 其れまでの皇族に依る独裁政権を倒し、民衆に依る民衆政治を打ち立てた英雄でした。言うなればアラブ世界の最後の英雄と言われたのです。
其れが 46年間も英雄で有り続ける事は出来ませんでした。自分が嘗て救った筈の民衆に依って、排水溝の中まで追い詰められて「撃つな!」と絶叫して息絶えたと言われて居ます。
英雄も 余り永く権力の座に居続けると、必ず反対制力に依って悲惨な最期を迎える事になるようです。民衆は我が侭です。今まで圧政に苦しめられて来た政権を倒した人を、英雄として崇めたてまつりますが、其の政権が永く続いてボロが出始めると、次の新しい英雄の登場を望む様になります。
歴史とは 其の繰り返しで繋がって行くのですね。アラブ諸国に比べると、日本は平和でいいですね。
2011年10月20日木曜日
2011年10月19日水曜日
仏教伝来
今日の静大 湯の上先生の仏教に関する講義は、お釈迦様<釈迦牟尼世尊>が紀元前五世紀ごろ、自分が悟りを開いて、弟子達に其れを説いた「原始仏教」と、其れが遥々中国を経て、そして朝鮮半島を経由して日本に伝わるまでの話でした。
日本に伝わって来たのは「大乗仏教」と言う仏教で、お釈迦様が亡くなって500年後位、丁度西洋でキリストが生誕した頃インドで成立しました。「原始仏教」が「上座部」と「大衆部」に分裂して「上座部仏教」が「小乗仏教」になり、「大衆部」が「大乗仏教」となり此の「大乗仏教」が日本に伝来したのです。日本史で我々が教えられて居る「仏教伝来」は 西暦538年 百済の聖明王の使者が、欽明天皇に金銅の仏像経典等を献上した時とされて居ますから、「大乗仏教」の成立から凡そ550年の年月を経て来たものと思われます。
「大乗仏教」成立後100年(紀元前400年)頃 インドから中国に伝わりましたが、インドの言葉(サンスクリット語)で書かれた経典を、超人的な努力と才能で漢語に翻訳したのが鳩摩羅什(くまらじゅう)と言う人と、其の後を引き継いだのが、西遊記で有名な玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)です。
不思議に思いますのは 中国で此の様に超人的な努力でインド語を漢語に翻訳したものを、日本に伝来して時に、何故に漢語を和文に翻訳しなかったのだろうか?と言う事です。其の能力は充分に有ったでしょうに、そうすれば仏教と言うものが、今よりもっと民衆の親しみやすいものとなり、今ほどの衰退をしなかったかも知れない と思いました。
2011年10月17日月曜日
学校再開
緊急時避難準備地域に指定されて居た、南相馬市の小中学校5校が七か月ぶりに元の学校の校舎で授業を再開しました。ヤレヤレ一応一安心です。 が 然し・・・
此の児童達は 可哀想に何も悪い事をして居ないのに、故郷を追われ、慣れない土地での生活を七か月も強いられて来ました。子供心に「いったい どうしてこんな事になったのだろう? 誰が こんな事をしなければならない事をしたのだろう?」そして 其れを誰が明確に答えて呉れるのだろう? と思いつつ大人になって行くのでしょう。
おとな達の誰に聞いてもみんな「東京電力」と答えるでしょう。そして 「原子力発電所の事故の所為だ」と言うでしょう。
勿論 其の通りですが、 其の「原子力発電所」を誘致するのに必死になって運動して、給付金のお陰で福島県の財政が豊かになった事は、誰も言わなくて、忘れ去られて行くでしょう。そして又 愚かなおとな達は、何か給付金目当ての誘致活動を繰り広げて行く事になり、事故が起きて「××会社の所為だ」と言っておとな達は犯人企業を論って非難するでしょうが、其の時又 可哀想な児童達は故郷を離れて暮らす事になるでしょう。
2011年10月16日日曜日
貧富の格差
世界中で同時発生デモが起きて居ます。「貧富の格差」が酷過ぎるとの不満から、世界中の人達が立ちあがったのです。
『アメリカでは、人口のたった1%の金持が、豊かな生活を享受して、99%の貧しい人達が苦しい生活を強いられている。其れなのに 政府はリーマンショックの時には、公的資金を注ぎ込んで金持達を助けた。其のお陰で金持達は、今では豊かな生活をして居る。たった1%の金持を助けて、99%の苦しんでいる我々には何もして呉れない!』
アメリカのみならず ヨーロッパでも、アジアや日本でも苦しい生活に喘いでいる人達の政府に対する不平・不満は、まるで大津波の様に押し寄せて来て居ます。
資本主義・成果主義・効率主義と 永年に亘った偏った価値観がもう限界にきているのです。し
経済評論家も、政治評論家も、その他諸々の評論家たちも、其の事に言及出来ません。どうしていいのか分からないからです。つまり 此の問題は、2000以上も前の中国の<孔子>の言葉を素直に聞く必要が有ります。
『為政者は 富の少なさを憂うなかれ。富の分配が公平にされて居るかを憂え』
政治家たる者、会社の経営者たる者は此の事を根本として心得なければなりません。然し 現実には 私利私欲の権化になり下がり、自分の地位や財産を我が子に引き継ぐのに汲々として、人民大衆の事を省みません。此のデモがもっともっと大きく激しくなるでしょう。
2011年10月15日土曜日
T.T.P.
今 問題になって居るT。T。P。(環太平洋戦略的経済パートナーシップ協定)に、日本が参加するか否かで、政府が悩んで居ます。
もし参加すれば、超高関税率で保護されている農業が壊滅的打撃を受ける、と 言う事で<農協>が猛烈に反対して居ます。それに此の<農協>を票田として居る<農業族議員>が「農業が立ち行かなくなれば日本は滅びる」と大袈裟に叫んで反対運動を煽って居ます。
彼等 農協にしても、族議員達にしても、単に自己の利益だけを考えての行動です。米の輸入関税なんか700%超と言う。無茶苦茶な関税に守られて居る農業の有り方は異常です。過保護と言うより、その異常状態に依って政権を守って来た、自民党の偏狂的政策のツケが、こんにちの問題の決着を困難にしている根本が有ります。
T.T.P.に加盟すれば農業が潰れる、と言いますが、敗戦後一貫して保護されて来た農業は、その保護が当たり前になって仕舞ったので、農作業の効率改善努力をスッカリ忘れて、唯政府の票集め政策に甘えて来ました。其処へ外国からT。T.P.加盟を迫られて慌てて居るのです。
此れは 当然の帰結です。日本だけが農業の過保護を赦される訳は無いのです。外国では農業の競争力を高める為に必死も努力をして来たのです。其れもせずにただ「潰れる!助けて!」と言って居る農家も、農協も族議員も甘過ぎます。
現に T.T.P.に加盟してもビクともしない若いアグレッシブな農業経営者がドンドン出て来て居ます。こう言う人達に農業を任せて、過保護のぬるま湯にふやけて仕舞った農協や農家、果ては族議員も、この際 腹を決めて転身の努力をして、貰いましょう!
2011年10月13日木曜日
煩悩
昨日の静岡大学 湯の上教授の講義は仏教の成り立ちに就いてでした。釈迦の誕生から始まり、80歳で亡くなるまでの話と、釈迦の教えの中で、<人間の煩悩>とはと言う我々が尤も悩み苦しむ根本原因に就いての話でした。
つまり 人間の悩み・苦しみは、自己所有への執着心から始まる と言うものです。人生は無常である 寿命も 幸福も 不幸も 苦しみも永遠には続かない。特に生・老・病・死と言う苦から逃れる事は出来ない。其れから逃れたいと執着する心が<煩悩>である。
其の<煩悩>には <三毒>と言うものが有る。1.貪り。2.怒り。3.愚痴。の三つである。此れは 自分を中心にして相手への執着を貫く事であり、仏教では愛は人間の人心を惑わす<煩悩>と定められている。
此の事を聞いて 自分な此の<煩悩>の塊であり、如何に悟りに程遠いか!と つくづく感じた次第です。
2011年10月11日火曜日
デクシア破綻
ヨーロッパの大手銀行「デクシア」が破綻した というニュースが報じられました。此れを受けてニューヨークの株式市場は大暴落か!?!と心配されましたが、暗に相違してダウ平均330$の値上がりをしました。報道に依れば次の通り
『フランス・ベルギー系の金融大手デクシアは4日、ギリシャなどのユーロ圏債務問題を背景に経営状況が悪化しているとして、欧州各国にまたがる子会社の資産を緊急売却する方針を表明した。』
結局 フランス政府とベルギー政府が、不良債権を整理して、経営の立て直しをする事を正式に発表して、市場に安心感を与えた事が投資家達に歓迎されたと言う事の様です。私には投資家の考えが判りません。
其れにしても ギリシャは何処まで祟るのでしょう? もう 此れ以上の被害は出ないのでしょうか?ヨーロッパの出来事と言えども日本に影響が無いとは言えません。
東電福島原発といい、今や世界中に心配をかけている問題は、洋の東西で大変な事になって居ます。
2011年10月10日月曜日
デフォルト
ギリシャの財政破綻が伝えられています。原因は国家の<税収>を上回る<支出>が有り、其れを外国から借金をして穴埋めをして来たのが、堪りに堪って遂に返済出来なくなったのです。つまりデフォルトです。ドイツ・フランスを始めユーロ圏国は、対策に苦慮して居ます。
何しろ ギリシャは観光以外には有力な産業が有りません。元々税収の少ない貧しい国なのです。其処へもってきて慢性的な失業率の高さで、ギリシャ政府は有効な対策が有りません。更に 国民の極僅かな数のセレブが、財産を外国に移したり、収入申告を誤魔化したりして、税金を納めません。
そして失業対策として、公務員を滅茶苦茶に増員して、その給料を払う為に又外国から借金をしなければなりません。此の悪循環を断ち切る為に、政府は<増税案>を出したり<公務員削減案>を出したりしましたが、悉く「増税の前に金持から税金を取れ!」「リストラよりか金持から税金を取れ!」と 公務員の労働組合や、失業者達貧困層の強力な反対運動で潰されて仕舞いました。
其れを見た金持ち層は、財産や住居をコッソリ外国へ移して我が身の安全を図って居ます。何時の世もセレブのする事は穢いですね。
日本も 此の事は対岸の火事ではありません。既に900兆円に登る借金が有ります。政府が増税やら、官庁のリストラなど色々言ってますが、何一つ実行出来て居ません。また 資産や国籍をコッソリ外国へ移す輩も出始めて居ます。ギリシャの様に<デフォルト>になりそうな気配が見えて来ました。
2011年10月9日日曜日
覇気
今日は孫の中学校野球部が、新人戦大会をやって居ましたので、応援に行って来ました。三連休の中日とあって応援のお父さん・お母さんがみんな大張りきりで大盛況でした。
今日の相手は 強豪中の強豪 東海大学付属中学でした。我が孫の中学は最初から勝つのを諦めて居る様子で、打てば凡打に三振、守っては凡フライを落球、ゴロをトンネルと凡プレイの連続で、東海の力にとても及ばず6:0の完敗でした。
ただ 負けたのは力の差で仕方が無いのですが、動作がノロノロダラダラで、チェンジの時、守備に着く時、ベンチに帰る時に東海の選手はみんな全力疾走していましたのに比べて情けなくなりました。此れでは覇気の無い我が孫の中学は勝てません。
おまけに ベンチの裏では 一年生の補欠の選手が、ママに「ボク 野球に向いてないから野球部を辞めたい!だからママから先生にそう言ってぇ」と言って泣いて居ました。こんなチームを預かる監督の先生も大変ですねぇ~
2011年10月8日土曜日
UFO
私の知人で 昨夜UFOを見たと言う人が居ます。彼はどう言う訳かしょっちゅうUFOを見ます。其れも 誠に具体的に、鮮明に見るのです。
むかし 銭湯に行って居た時、丁度お風呂から上がって下着を着て居た時、彼が慌てて入って来て「今UFOを見た!」と言うのです。みんな驚いてソレッ!とばかりに表に出て其れを見上げました。中には下着も着けずにスッポンッポンのまま、風呂屋の下駄をつっかけて出て来た人も居ました。
処が UFOはおろか星一つ見えない闇夜でした。目撃者の彼は、必死に「あの山からあちらの方向に3個の光る物体が音も無く飛んで行った」と 説明しますが、彼の言う方向には何も見えませんでした。
もう一度は 昼間 床屋さんに散髪に行っていた時、矢張り彼が「UFOを見た!」と言って店に飛び込んできました。店の客も、床屋の親父さんも店を飛び出して彼の指さす方向の空を見ましたが、なにも見えませんでした。「確かにあの方向に3個光る物体が音も無く飛んで行った!」と 大真面目で言います。
又しても <3個光る物体>と<音も無く飛んで行った>と同じキーワードです。其れ以来彼の「UFO」発見談は全く信用されません。他でも同じ発見談を一所懸命に吹聴して居る様ですが、誰にも信じて貰えなくて、落胆して居りました。
一番おかしいのは、 常に発見者は彼一人です。そして一緒に居た人に聞いても、同時に空を見上げても、異口同音に「そんな物は見なかった」と言うのです。
私は UFOが全然存在しない とは言いませんが、目撃者が限られた人で、他の人には全然見えないと言う処に<目撃談>の信憑性を疑うのです。
2011年10月6日木曜日
神社仏閣の復興
昨日は静岡大学の市民開放授業、平成23年度後期第一回の授業に行って来ました。題目は「日本史概説?」先生は 湯之上 隆教授で、日本の仏教の歴史を主体に来年三月まで勉強します。
行って見て驚いたのは、仏教の歴史なんて学生にとって(特に女子学生に)は余り関心が無いだろうと思って居ましたが、何と70人以上入る教室が大入り満員で、立ち見が出る程でした。
余りの事に驚いて、隣の席に居た女子学生達に聞きました「貴女達は仏教に興味が有るのですか?」と、「あります!」と言う返事なので「本当は単位だけが目的でしょう!」と突っ込みを入れましたら、ぺロリと舌を出して居ました。
第一回の今日は <東日本大震災と神社仏閣の被害>、<東日本大震災と美術館・博物館の被害><福島県三春町在住の芥川賞作家で福聚寺住職の玄侑宗久さんの、切実な被害状況のエッセイの紹介>等が有りまして、東北地方で被害を受けたのは、一般市民だけでは無くて、神社仏閣・美術館・博物館の被害も甚大だったと知りました。美術館・博物館は充分とは言えなくても、文化庁や、地方自治体の援助で復興の手掛かりが有りますが、神社・仏閣は憲法の定める「政教分離の原則」が有って政府も、自治体も特定の神社・仏閣への援助は出来ないのです。だから自力での復興は不可能です。
玄侑宗久さんは 「特定の宗教を支援して呉れとは言って居ないのに・・・」と嘆いて居ますが、頭の固い役人達は救いの手を差し伸べて呉れません。檀家衆や信者達も同じ被災者ですからとても援助の出来る状態では無いのです。
東北の岩手・宮城・福島の三県で津波で流失した寺院は47寺。全半壊は2700寺以上に登るそうです。神社は全壊309社、半解等は1827社になり、これ等の復興は全く手つかずの状態だそうです。
いったい どうやってこれ等の復興をするのでしょう?。
2011年10月5日水曜日
イチローは不滅
MLBマリナーズのイチローが、今シーズンは残念ながら200本安打記録を達成出来ませんでした。然し 去年まで10年間連続で達成して来たのですから、その凄さは記録に冷淡な日本人フアンよりも、アメリカ人のフアンの方が高く素直に評価して居ます。
日本の野球評論家の中には、イチローの年齢的衰えを言う人も有りますが、アメリカでは、決して年齢的衰退論を言わず、正しいデータの元に精密な分析して、次の様な意見を述べられています。
『専門テレビ局・ESPNのホームページに「イチローのヒットが減った原因は、ファインプレーに阻まれる確率が高いからで不運なのだ。年齢的な衰えとはいえない」という主旨の記事が載った。
書いたのは、MLBのデータを分析する愛好家組織「ベースボール・インフォ・ソリューションズ」のロブ・バークハード氏で、彼の分析によると「8月末時点で規定打席に達しているバッターの打球をチェックすると、好守に阻まれてヒットにならなかった数は1人平均16本。ところがイチローは倍近い31本と突出している。平均より15本も損しているのだから、ヒット数が少ないのも無理はない」というわけだ。』
イチローの自己管理能力の凄さは、恐ろしいばかりで、自宅にはアスレチックセンター顔負けのトレーニングマシンがあり、全身の筋肉の精密な管理をして居ます。また 約束の時間に遅れない為に、目覚まし時計を三つかけて寝るといいます。一つ目が故障して、二つ目が故障しても三つ目が正しく動作して呉れる様に、と言う程の用心深さです。
こんな男が精一杯全力で頑張って居るのです。今年は駄目だったからと言って諦める様な人ではありません。来年はきっとまたあのバッティングで、200本安打を達成して呉れるでしょう。
2011年10月4日火曜日
秋の夕暮れ
『さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いずこも同じ 秋の夕暮れ』 良ぜん法師
平安時代から 秋は春・夏と来た華やかな季節に比べて、草木山川の姿も寂寥感を人々に与える季節とされて来ました。冬に向かって 堪え難い寂しさを詠んだ和歌です。
こんにちと違って、暖房の設備も無く、食料も乏しくなる冬に向かって当時の人々の冬支度、暗く厳しい寒さの冬は、どの様な気持ちで捉えられていたのでしょう。きっと 今の私達の考えも及ばぬ知恵や工夫と努力で精一杯乗り越えて来たのでは無いでしょうか。それでも その厳しい自然に負けて命を落とす不幸な老人・子供も少なくなかったでしょう。
昨日あたりから急激に気温が下がって、まるで秋を飛び越して冬が来た見たいです。私の様な寒がりはとてもついて行けません。テレビの気象予報士は、此れから益々寒くなる、なんて言ってますが、それは何時もの天気予報の様に、外れて欲しいものです。
2011年10月3日月曜日
プロメテウスの罠
今朝の朝日新聞の1面に「プロメテウスの罠」と題した記事が載って居ました。ギリシャ神話で人類に<火>を与えた神です。愚かな人類は、その火を明かりや暖房や料理に使うだけでなく、戦いに使いました。そして、<火薬>を発明し、遂には<核兵器>まで発明して仕舞いました。
罠として人類に火を与えたプロメテウス自身、人類が此処まで愚かな生物だとは想像もして無かったでしょう。「此れはもう どうしようもない!勝手にしろ!」と呆れ果てて「もう駄目だ!滅亡しろ!!」と匙を投げました。
福島原発では、事故の処理能力が無いくせに、「安全神話」と「給付金」をばら撒き地元の人達を抜き差しならない立場に陥れ、それでも尚未だ原発推進を唱えて居る人が居るのには、プロメテウスも空いた口が塞がらないでしょう。
2011年10月1日土曜日
東電の補償額
注目される東京電力の損害賠償額が、4兆5402億円と見積もられた、と報道されました。其の内容は下記の通りです。
『福島第一原子力発電所で事故が起きた東京電力の経営状況を調べている政府の第三者委員会の報告書最終案の全文が29日、明らかになった。
東電が当面負担する賠償金総額は4兆5402億円と見積もった。また、東電が提出したリストラ策が不十分と指摘し、今後10年間で東電が想定した約2倍にあたる2兆4120億円の経費節減が可能とした。また、電気料金を決める際の算定根拠となる原価が実際より高く見積もられ、料金高止まりの一因になっているとの見方を示した。
報告書は政府の「経営・財務調査委員会」(下河辺和彦委員長)がまとめ、10月3日にも野田首相に提出後、発表する予定だ。
最終案によると原発事故の賠償金を〈1〉政府の避難指示による損害〈2〉風評被害〈3〉間接被害――の三つに分けて試算。事故後2年間に15万人余の避難者全員の被害が継続することを前提にしている。』
事故直後 マスコミの報道では賠償額は、10兆円を超すだろうと言われて居ました。其処で 東電の幹部社員の必死のロビー活動が行われまして、官僚・国会議員たちを内密で頻りに食事やパーティーに招き、其の耳元へ「此の侭では東電は潰れます。賠償額を極力少なめに・・・」と囁きました。其れが功を奏したのか、今度出た見積もりは10兆円の半分です。然も 東京電力の資産は20兆円も有ると言われて居ます。だから 東電はビクともしません。此の際 賠償金を被災者に面倒な手続きをさせないで、気持ち良くスパッと払ってやったらどうですか!?!そうすれば「さすが東電!!」とばかり少しは<汚名返上>が出来るのではありませんか。