ギリシャ国民が、政府の打ち出した緊縮政策追加に反発して暴動を起こして居ます。国民の言い分は、国民のごく少数の高所得者や、国に溢れている公務員を優遇して、国民の大半を占める低所得者層に大きな負担をかける政府案に反発して居るのです。
富の不公平はアメリカを始め、世界中でも起きている現象です。富める者は際限なく富み、貧しい者は益々貧しく、富の偏在は世界中の貧しい人々を苦しめます。貧しい人は、少しでも富める人の仲間に入ろうとして、まるで芥川龍之介の小説「蜘蛛の糸」の様に群がり寄り、争い、人類の歴史が始まって以来何千年もの昔から戦って居るのです。実力有る者は、無力な者を虐げ、富の独占をします。然し 其れも永くは続きません。次に現れた実力者に倒され、又次の実力者も・・・と、何千年も此の愚かな争いを繰り返して来たのです。
ギリシャはユーロ圏17カ国が、債務を大幅にカットして、更に80億ユーロ(8,480億円)を融資する事で、11月のデホルト(債務不履行)を取り敢えず忌避する見通しになりましたが、未だ根本的な解決にはなりません。ギリシャ政府も、ユーロ圏諸国も、ギリシャの民間に応分の負担をするよう働きかけて居ますが、ギリシャのセレブ達は、サッサと自分の資産を国外へ移したり、移住したりして、災難逃れをして居ます。言わば自分達の所為で国が大変な事になって居ると言うのに、此の無責任な行為は赦せません。ガダフイ大佐や、サダム・フセインと同じです。
日本のセレブな人達も、コソコソとそんな動きをしている様です。嫌な奴等ですねぇ~! 何とかそいつ等をとっ捕まえる事は出来ないものでしょうか!?!
2011年10月22日土曜日
セレブの逃亡
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