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2012年1月6日金曜日

偉大な監督


 1972年のミュンヘンオリンピックでバレーボール金メタルの全日本監督 松平康隆さんが亡くなられました。12月31日夜12時だそうです。年が代わる其の時にお亡くなりになった劇的な人生です。享年81歳でした。
 ミュンヘンオリンピックの当時 全日本チームを徹底的に鍛え上げ、世界から「マツダイラサーカス」と言われたアクロバティックなレシーブや、時間差攻撃とかAからCまでのクイックスパイク、そして一人時間差攻撃など、こんにち当たり前の様に行われて居る攻撃パターンのアイデアは、みんな松平さんの考え出したものでした。
 それで 平均身長で10?も大きく、パワーも凄い世界を相手にスピードとテクニックで勝ち、事にオリンピック金メタルを獲得したのです。
 其の時の優勝インタビューで松平さんが言った「天の時 地の利 人の和 のお陰で勝つ事が出来ました」と言う言葉は今尚忘れません。
 其の8年前の東京オリンピックで全日本の女子チームが優勝して「東洋の魔女」と持て囃されて居ました。男子チームの監督として悔しい思いを噛みしめた事でしょう。また 愛する一人息子を登山の遭難で亡くし、悲しみのどん底から立ち上がっての優勝ですから、万感迫る思いから出た言葉でしょう。 また一つの偉大な墓標が立ちます。 合掌!!

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