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2012年1月21日土曜日

奢る平家


 アメリカのフイルムやカメラの最大手コダック社が破産を申請しました。 嘗て ロシヤ革命を成し遂げた ウラジミール・レーニンは、「資本家は 自分の首を絞める縄までも売って居る」と皮肉を言いましたが、アメリカのコダック社が破産した事象は、まさにこの典型と言えるでしょう。
 コダック社と言えば、フイルム業界では超独占企業で、日本の富士フィルムや、小西六などは足元にも及ばないマンモス企業でした。
 其れが皮肉な事に、コダック社の技術員が開発した、フィルム不要のデジタルカメラが実用化になると、其れまでコダックの後塵をはいして来た世界中のカメラメーカーが、一斉にデジタルカメラにシフトしたのです。
 コダック社は 其れまでの業界でのポジションが、余りにも優位で有り過ぎたが為に、ついデジタルカメラへの商品の切り替えが遅れました。今まで見下し目線で相手して居たライバル達に負けて仕舞ったのです。デジタルカメラは<自分の首を絞める縄>だったのです。大河ドラマじゃありませんが「奢れる平家は久しからず」です。

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