2012年1月14日土曜日
捨て石大臣
田中直樹防衛大臣 大変な時に大変なポストに就きました。 奥様の田中真紀子さんが言って居ましたが、「本当に大変なポスト」です。
言わずと知れた「沖縄の米軍基地問題」です。鳩山元総理が「米軍基地を沖縄県外に移す」と声高に宣言してから既に四年余になりますが、一向に進展しないばかりか、寧ろ後戻りして居ます。
結局 元々出来もしない約束を鳩山さんは気軽に宣言して仕舞い、最早ニッチもサッチも行かなくなって仕舞ったのです。然し 当時としては時の総理大臣として、沖縄県民を歓喜させようと目論んで上げた花火が不発になって仕舞ったのですから、沖縄県民ならずとも怒りは当然の事です。
然し 第一に 沖縄の米軍基地は本来、米国を防衛する最前線の基地なのです。日本を防衛する為の基地では有りません。其処を日本政府は勘ちがいさせられているのです。いざ一旦緩急有る時には、沖縄は米国本土を防衛する為の防波堤の役割にするつもりです。日本の防衛なんか米国の念頭には有りません。「日米安全保障条約」と言う架空の約束事に騙されて、日本の国民の莫大な税金を遣って米国本土を守って居るなんて何と馬鹿な国でしょう!?!
日本の政治家はなんてお人よしでしょう? 極めつけは中曽根康弘です。米国のレーガン大統領に煽てられて「日本列島をアメリカの浮沈空母とお思い下さい!」と とんでもない事を演説して仕舞いまして、寧ろアメリカ側が面食らって仕舞いました。驚くのは其の時、日本のマスコミが一言の異も唱えず沈黙して居た事です。時の総理がまるで気が狂ったか?の如き演説をして居るのに、沈黙したままとは、余りにも無責任です。
「日米安保条約」とは此の様に不平等な条約なのです。つまり 日本政府は此の不平等な状態を是として居ますから、沖縄の基地問題を腹を据えて米国と談判しようなんて最初から其のつもりは無いのです。
だから 田中直樹防衛大臣は、単なる捨て石にされるでしょう。かわいそうに・・・
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