この所ワーキングプアー等と格差社会が話題になってます。でも 其の話題は根本の議論がされてません。何故そうなったかだからどうすればいいのかと言う事に鋭くメスを入れて問題の膿を出さないと疵の表面の瘡蓋を上から撫でているだけでは治らないのです。
そもそもこの問題の根源は1995頃、バブル崩壊後の三つの過剰(雇用・設備・負債)に苦しんだ経営者達が後々の事を考えずに跳び付いたのが「雇用ポートフォリオ」と言う考え方でした。これは終身雇用の正規社員と有期、低賃金の非正規社員を旨く組み合わせて人件費の削減をするものでした。 が かれら経営者達の愚かなところは、まず節度無くリストラをやり過ぎてしまった事。次にひとがやれば我も我もと猿真似をして、ポリシーもアイデンティティーも無しにやった事。
つまりは 考えもせず、勉強もせず、ただ安易に流れただけの結果が、こんにちの格差社会・人材不足・国際競争力低下の原因になっているのです。
だから これらの問題を解決するには、先ず原点に立ち返り、ひとつひとつを逆算して修正して行かなければいけません。現実に問題は現象として答えが出てる訳ですから、これらを辿って行けば修正派出来る筈です。
唯 障害となるのは、彼等には こんにちの問題の責任者だと言う認識が微塵も無い事、そして面子・縄張り意識・なすり合いと言った彼等特有の習性です。
だから こんな日本になっちゃったんだ!!!。
2007年5月19日土曜日
雇用ポートフォリオ
投稿者 不老愚 助光 時刻: 11:27
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿