あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの 逢うこともがな 第五十六番 和泉式部
私は間も無く死んでしまうでしょう。せめてあの世への思い出に、もう一度だけあなたにお逢いそたいと思います。病床から恋しい男性のもとにおくった歌、と言われています。これを見る限り和泉式部という人は死にのぞんでなお恋こがれるか弱き可愛そうな女に思えます。
ところが この和泉式部と言う人は、何と!?! 判っているだけでも四度も結婚しています。平安時代ですから、自由結婚だったとは言え恋に生きた奔放な婦人だったのでしょう。最初の結婚が和泉守橘道貞、その夫婦が続いているのに彈正宮為尊親王といい仲になり離婚。そして為尊親王が病没するとその弟の敦道親王とくっついて、また敦道親王が病死したら、藤原保昌と結婚しました。
現代でも これ程の烈情家の女性は見当たらないのでは!!!・・・まるで男なしでは生きては行けぬ女性と言えますが、誰か該当する人は居ますか エッ!?! 居るって!?!
2007年7月9日月曜日
和泉式部・・・
投稿者 不老愚 助光 時刻: 15:30
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