松本城です。善光寺にお参りして松本に泊まりました。翌朝 前日とは打って変わって目映いばかりの快晴のもと見学してきました。
この城は 戦国時代初期、小笠原氏が築いたのが創めと言われているそうです。凡そ500年の歴史になりますが、今の天守閣は豊臣秀吉の命令で、石川数正が関東の押さえとして配置された時に築きました。
実際に登って見ると階段が急な事と、六層になった各床面は非常に狭くて、精一杯詰め込んでも30人くらいで六層みんな集めても精々150人位しか入れません。だから いざ合戦となって、篭城戦をしてもたった150人では大した戦力にはならないでしょうに・・・
それより もっと判らないのは、こんな不便な建物で、どうやって生活したのでしょう。食料や水を地上から運び上げるのは大変な事だったでしょう。それよりトイレはどうしたのでしょう。 疑問を持つと聞かずには居られない性質なので、堪らず係りの人にききました。その人は誠に親切な人で、ニッコリ笑って答えてくれました。「此処からやります」指差されたところは銃眼でした。敵が石垣をよじ登って攻めて来た時、鉄砲や弓矢、そして石や汚物などを落として防ぐ穴です。「お姫様達も 此処からやったんですか」と恥を顧みずに聞けば「エェ・・・たぶん・・・」と苦笑してました。悪い事を聞いてしまいました。
と言うのも フランスのベルサイユ宮殿には来客用のトイレが無かったと言う話を思い出したからです。 昔 ベルサイユ宮殿で舞踏会があると宮殿の中庭がトイレに早変りしました。貴族のご令嬢達は、普段から運動不足で、ダンスを踊るとトタンに自然現象に襲われて、堪らず中庭に駆け込んで本懐を遂げたのです。その時 先客の偉大な遺品?を踏まない為に開発されたのがハイヒールだそうです。
日本のお城の方が未だましですね。!?!
2007年11月9日金曜日
松本城
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