闘病中 する事がありませんので、読書をしました。長編を読む気力はありませんし、現代のケバケバしい表現のものも苦手ですから、久し振りに古典徒然草を読みました。これが七百年前に世捨て坊主が書いたものとは思えない程、現代の人間にグサッと来るものがありまして、今更ながら感銘した次第であります。
その中でも 第百四十二段からの抜粋・・・人が盗みや僻事(ひがごと→悪事)をするのは、その人の心になりて思えば、まことに悲しいからん親や妻子の為に恥を忘れてするのだ。されば、盗人を縛め、僻事をのみを罰するよりは、世の人が餓えない様に、寒さが凌げる様にして欲しい。人を苦しめて、法を犯させてそれを罪に問うのは酷である。人は困窮して罪を犯す。 だから世を統治する者は、奢り費やすのを止め、民を慰撫し農を勧進すれば下々も潤い、犯罪は減るだろう。衣食が足りていて、僻事をする奴こそまことの悪者である。!
まるで 今 話題の人々の事を言ってるみたいです。七百年前も今も 人間は全然進化してません。兼好法師はさすが鋭い。!!
2007年11月28日水曜日
徒然草
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