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2011年3月4日金曜日

入試問題漏洩



入試問題漏えい事件で謝罪する河合塾です。
 入試問題漏洩事件で 山形県の浪人生が逮捕されました。マスコミは一斉に<あの事件は一人で可能か?>と言う事に焦点を絞って報道して居ます。 つまり 此の事件の問題の根幹は何処に有るのか!と言う事よりも、どうやってあの事件を為し得るか?と言う「興味本位」のポイントを穿りだしています。マスコミは相変わらずの野次馬根性で困ったものです。
 あれが 一人で出来たのか、仲間の協力者が居て共同作業でやったのかは、事件の根本に存在する問題では有りません。それより <何故その様な事件が行われたのか>また <試験を実施する側にどんな問題が有ったのか>の方を問題点として大きく報道するのがマスコミの役割です。
 此の様な事件は 既に韓国で発生して居り、日本でも其処から学ぶべき事は充分有った筈です。其れを怠った為に今回の事件に繋がった訳ですから、問題はむしろ怠慢であった大学側に有るのです。
 勿論 カンニングは許されませんが、然し 此の様な行為をする奴は、きっと未だ此れからも手を変え品を変えあとを絶たないでしょう。大学側も、もっと緊張感を持って事にあたって欲しいものです。

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