原発の危機管理

　テレビが当然の事ながら地震報道一辺倒です。歴史的激甚災害ですから、繰り返し繰り返し悲惨な被害状況を見せられるに付き、胸が潰れそうになります。女の子が「お母さんが居ない」と言って泣き叫ぶ姿などはとても正視出来ませんでした。
　天災ですから　誰を責める事も出来ませんが、東京電力の福島原発の事故は、只　天災の一言では済まされないのではないでしょうか？　冷却水を供給すべき非常用ポンプが、＜肝心な時に作動しない＞なんて事は、日頃から点検整備をして居れば起こり得ない事象です。此れは核燃料設備を運営する会社として、最低限の責任です。＜地震でポンプが故障したのだからしようが無い＞と言い訳して居る様ですが、此れが齎す影響が、どれ程のものであるかを今現実に目の当たりにして、其の責任の重大性を思い知らなければなりません。
　安全管理に関して、製造メーカーに任せっぱなしで、検査も安全・保安院に任せっぱなしの無責任な電力会社の姿勢こそ、厳しく責められるべきです。
　それにしても　東京電力の社長が登場しないのはどうしてでしょう？　「天災だから仕方が無い」と言って居るのでしょうか？余りにも無責任です。