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2008年9月24日水曜日

王監督 勇退!!

王さん 遂に勇退ですか!?!永い事ご苦労様でした。

王さんの野球人生は、その華々しい記録の陰に壮絶な、涙ぐましい苦労があり、いつもその笑顔の奥に少し暗い影が感じられたのは私だけだったでしょうか?。華僑の息子として少年時代を過ごし、色々苦労があったでしょう。高校時代、日本国籍が無いと言う理由で国体に出られませんでした。18歳の少年にはさぞかしショックだったでしょう。

荒川コーチと出会い、一本足打法を作り上げるまで、素振りで足元のタタミが破け、手の指のマメが潰れて血をながしてもバットを振り続けたと言われています。荒川コーチが「もう やめよう!」と言っても自分が納得しないとやめなかったそうです。それは根性と言うより、執念と言うべきかも知れません。

その後は 華々しい活躍で、長嶋さんと一緒にON砲として栄光の巨人九連覇の大スターなりましたが、長嶋さんが引退すると、各チームのバッテリーは、王さん一人じゃ怖くないからガンガン内角を攻められて打てなくなってしまいました。スイングする度にヘルメットを抑える仕草をするようになったのです。つまり「なんとしても打たなければ!!」と言う気持ちから力みすぎてスイング軸がブレて、益々打てなくなって行ったのです。

’79年 王さん現役最後の年、後楽園球場に見に行きましたが、そこにはもう強打者・世界の王選手はいませんでした。唯 凡打を繰り返すばかりで巨人ファンからさえも「引っ込め!!もう止めちまえ!!」と罵声を浴びせられている哀れな王選手がいました。 私は 彼の今までの壮絶な努力仕方を知っているだけに、思わず目と耳を塞ぎその場から逃げ出したくなったものです。 

そしてダイエーの監督になり、仲々勝てなくて福岡のファンは気性が荒いから「ヤメチマエ!!」のシュプレヒコールの嵐に逢いながらも二度も日本一になり、そして奥さんを病気で亡くし、自らも胃の摘出手術を受けるなど、まさに波乱万丈の人生です。

王さん本当に ご苦労様でした いつまでも元気で居て下さい。

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