静岡県知事選挙が終わりました。終わって見ればヤッパリと言う所ですか?
「自民党王国」と言われて来た静岡で、「自民党」が負けたのです!! 昔から「お上には物言わぬ民」と言われ、「長い物には巻かれろ」精神が、徳川幕府の開闢以来骨の髄まで沁み込んで来た静岡県民が、遂に「自民党幕府」に一矢報いたのです。勿論 今迄でも政治に対する不平・不満は有りましたが、「誰かが何時か言って呉れるだろう。自分が言い出しっぺにはなりたく無い・・・」と言う小狡い性根で、四百年来、身の安全を保って来た訳です。
静岡は「天領」と言って徳川幕府の直轄地でした。その為に幕府に代わって管理監督する代官が厳しく取り締まる、「五人組制」と言う「密告奨励」で「疑心暗鬼」にして領民の反乱を防いで来た悲しい歴史が未だに色濃く残って居るのです。だから 他人の事は興味本位に根掘り葉掘り聞くけど、自分の事は牡蠣の様に口を閉ざして言わない癖が有りまして、他の土地から越して来た人は口を揃えて同じ事を言います。
そんな土地柄での知事選挙です。「自民党」と言う「幕府」の「御威光」で立候補した坂本由紀子候補を15,000票余りの大差で破った川勝平太候補は立派です いや静岡県民は立派です。何しろ 坂本候補は 参議員議員で現職で、元静岡県副知事です。知名度も組織力も充分でしたから、此の選挙はやる前から坂本候補の圧倒的有利の呼び声が高く、私も 多分そうなるだろう・・・でもひょっとして「静岡県民の改革精神」が芽生えて呉れればと内心では期待して居ました。
川勝さん 静岡県民 やって呉れました!!
2009年7月6日月曜日
静岡県知事選挙
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