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2009年11月27日金曜日

新聞の役割放棄

毎日新聞が、地方の街の記者一人で駐在する「地方支局」約20を来年四月に閉鎖する、と発表しました。共同通信とニュース配信の契約をして、地方のニュースの取材を止めるのです。理由はお馴染の経営が苦しいから経費を節約する為、の様です。地方のニュースなんか、共同通信社に頼んで適当に選別して時々載せる程度でいいと、お偉い方々がお考えになっての事でしょう。
 此処にも「地方軽視」のリストラです。特にマスコミ業界の幹部は、政界や財界の大物に顔が効きます。そう言う人達としょっちゅうお付き合いして居ますと、地方の鄙びた記事なんか紙くず程の値打ちも無いのです。
 それが つい 2~3年前、「地方の時代」とか「東京一極集中より、地方に分散すべし!」などと声高に唄い、恰も自分こそ時代を先取りして、日本の進路を示して居るんだ!!と大見栄切って居たのに、営業成績が振るわなくなると、サッサと地方を斬って捨てるのです。
 余りと言えば身勝手過ぎます。何時の間にか自分の与えられた責任・役割を忘れたのですか? 此れでは「新聞}と言うメディアは信用ナシ!必要ナシ!と言われても仕方が無いでしょう。

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