今日は静大 滝澤 誠教授の「歴史と文化 考古学」の第三回講義がありました。今日の主題は
1.考古資料とは何か
一考古資料の定義
・考古資料=物質資料(モノ)
・物質ではない
・人類の活動の痕跡を直接・間接にとどめたもの
二考古資料の範囲
・石器、土器、埴輪などの物質資料
・古代東海道遺跡、小区画水田遺跡、城郭・堀跡
・近世墓
・貝、稲、珪藻、虫、プランクトン
2.上記を大別すれば 人類が制作・加工したもの。人類に依って利用された自然界のもの。人類の活動の結果生じた自然界のもの となります。例えば此の中で<貝、珪藻、虫、プランクトンの類>の中には「強汚濁性水質」つまり汚れた水に住む虫、プランクトンが発見された場合、其処に多くの人が住み、其の生活排水に依って水質が汚濁していた事が想像出来ます。そして 其処から色々な物質資料が発見されれば、其処に住んで居たであろう人達の生活振り迄が想像出来ます。其処が 考古学の面白い所です。
2010年4月27日火曜日
考古学其の3
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