2011年9月29日木曜日
黒塗りの報告書
東京電力が 福島第一原発の事故に対処する手順書を、写真の様に殆ど黒く塗り潰したものを、<衆議院科学技術・イノベーション推進特別委員会>に堂々と提出しました。
此れは 大人のする事では有りません。余りにも他人を馬鹿にしたやり方です。東電は 此の塗り潰しの理由として、「知的財産、核物質防護上」の為と挙げて居ますが、明らかな詭弁であります。
俺を聞いた枝野経済産業大臣は激怒して、「直ちに塗り潰し前の原本を提出せよ」と 東電に命じました。
いったい 東電の連中は此れまでして自分達の身を守ろうとするのでしょうか?。此れ程の大災害・大事件を起こしておきながら、<事故責任>も<加害者意識>も全然無いのです。
一昨日の国会の中継を見ても、予算委員会で、東電の西沢社長に対して、「事故責任は感じ無いのか!加害者意識は無いのか!」と詰め寄られても、言を左右にノラリクラリと言い逃ればかりで埒があきませんでした。被災者に対する補償も同様で、160ページ余の分厚い保障申請書を被災者に書いて出せ、と言う態度は、<面倒になって、申請が出て来るのが減るだろう>と言う処を追及されましたが、此れもノラリクラリの返事で、まさに他人事です。
結局 東電は<強力な政治主導で原発を勧めて来たのに、事故が起きたら全部東電の責任とは「そりゃ聞えません でんべいさん!」と言う 怨念が煮え滾っているからでしょう。
然し 事故は起きて、莫大な数の被災者が居るのは現実です。東電は もはや他人の所為にしたり、他人を頼っては居られない立場です。大人ですから 其の自覚を持って貰いたいものです。
投稿者 不老愚 助光 時刻: 11:31
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