2011年11月28日月曜日
橋下さん
橋下 さん 勝ちました! 終って見れば民主党・自民党の中央政界が推す対抗馬 平松さんに、18万票の大差で勝利です。
大阪知事選挙も 同様に大阪維新の会の松井一郎さんが、80万票の大差で圧勝です。大阪から既成政党に対する風穴を開けたのでしょうか?
もし そうだとすれば此れはエライ事です。戦後約65年の間 政治を掌って来た政党が、大阪の府知事・市長選挙で無残な敗北を喫した訳ですから、大威張で国会議事堂の赤絨毯を踏み締めて来た人達は慌てふためいて居るでしょう。 イヤ 慌てて無い!? 若しかして そうだとすれば其れもエライ事ですよ! 日本の政治家たちは、戦後67年の太平な世の中のぬるま湯に浸かり眠って仕舞って居るのです。
国の借金が1000兆円になろうが、貧富の格差が極限に広がろうが、大震災・原発事故・放射能汚染・避難民、若者の就職難、TPP、沖縄の基地問題、と 全国から悲鳴が挙がっているのに、責任の有る政治達は、国会議事堂という<温室>の中にあって<議論>と言うゲームに明け暮れて居ます。だから これ等の問題は何時まで経っても一歩どころか寸尺も進みません。
今や 国会議員の皆さんは、自分の選挙の事で頭が一杯で、国家的問題なんぞは欠片も有りません。<自分が当選する為には・・・>と 其の事だけに全知全能を傾注して居て国民の声・悲鳴なんか秋の夜の虫の声程にも聞えて居ないでしょう。
恐ろしい世の中になりました。いたい日本はどうなって仕舞うのでしょう?
2011年11月27日日曜日
大地震予測
三陸沖・房総沖で 今後30年以内に、マグネチュード8.0以上の地震が発生する確率が30%だ、と専門家が発表しました。
此の発表を見て大変な不安を感じて居ます。30年以内の発生率が30%だと言われても、それでは一体どうすればいいのか!?!と、唯々戸惑うばかりです。非難しろと言われても何処に非難していいものやら、皆目見当がつきません。
専門家の試算によれば、何万戸の家屋が倒壊して、何十万人が死ぬ・・・なんて気楽に数字を並べますが、だから どうすればいいのか!と言う事までは言及して居ません。何時でも、学者とか専門家と言う人達はその有り様です。
阪神淡路大震災の時、有名な「日本沈没」の作者故小松左京氏が多くの専門家・学者達に此の地震で、大被害を齎した要因は何処に有ったのか?と取材をした所、「今回の災害は 我々の想定をはるかに超えたものであった。だから今回は我々の責任ではない!」と言い放たれて仕舞ったそうです。小松左京氏はただ唖然とするばかりで有ったと述べられてます。
有識者とか 専門家とか 学者先生なんてこの程度のものなんです。今回の東日本大震災で彼等の無能力振りは顕著にになり、無責任ぶりも再認識させられました。
こんな連中に「先生!先生!」と言って煽てるマスコミにも、もっと厳しい目を持って欲しいのです。
2011年11月26日土曜日
ユーロ圏の相互援助
ユーロ圏の主要国首脳が集まり、通貨ユーロの安定に全力を挙げる、と言う事で話し合いが纏ったようです。
最初はドイツが話し合いには難色を示して居ましたが、矢張り此の侭の状態では、ユーロ圏の信用不安が拡大して世界中に金融大混乱になる、と判断したドイツのメルケル首相が譲歩したのです。
金融不安は ギリシャだけでは無くて、ポーランド・イタリヤと言った比較的経済力があると思われた国に広がって居ます。
其れを ドイツやフランスと言った経済に余裕のある国が、協同で助け合おうと言う事ですが、ドイツなどは其の為に自国も金融不安に引きずり込まれるのを警戒したのです。
確かに ギリシャを始めイタリヤなどは、政府の政治の方向が間違っているのですから、安易に経済援助をしただけでは問題の解決にはなりません。先ず 政治の方向を正さなければならないのです。ドイツが主張するのは其処の所です。いい加減な政治をして居て財政破綻したら「助けて呉れ!」では虫が良過ぎます。
もし 日本がそうなって「助けてくれ!」と言ったら何処の国が助けて呉れるでしょう? 多分 何処も助けてくれないでしょう。アメリカなんかには真っ先に冷たく撥ねつけられるでしょう
。
2011年11月25日金曜日
会社を私物化
大王製紙の創業者の三代目 井川意高前会長が、100億円を超える金を借金してラスベガスのカジノで賭博をしてスッた事が話題になって居ます。三代目のボンボンが物凄い大博打をして大損こいた と言うお話です。自分個人の金でやったのなら「すげぇ~! バカも此れくらいやればたいしたもんだ!」と 尊敬されますし、アメリカやヨーロッパ、中東辺りには此れくらいのセレブは珍しくないそうです。
ところが 井川三代目君は 自分の金じゃ無くて、子会社から借金をして博打に注ぎ込んだと言いますから、其のセコイ事たるや例え様もありません。勿論 井川三代目君には自分の力で100億円もの金を用意出来なかったのでしょう。其処で自分の立場を悪用して、多数の子会社に借金をして、セッセとカジノに運んだのです。
可哀想なのは 何も知らないで必死に働いている社員の皆さんです。会社のトップがそんな悪戯をして居るなんて夢にも知らず、汗を流し、涙を拭いて働いて居るのに、何の苦労もした事の無いボンボンが、百億円を超すと言う天文学的な額のお金を博打に注ぎ込んで居たとは、泣いても泣き切れないでしょう。
オリンパスと言い、大王製紙と言い、会社のごく一部の人間が会社の金を好きな様に使う事が出来る、と言う日本の会社の仕組みは、どう考えても幼稚だとしか言えません。此の問題は これ等二社だけ事案じゃないでしょう。きっと 他にも色々出て来るでしょう。特に 一族経営とか、ワンマン経営の会社は危ないですよ!
2011年11月24日木曜日
立川談志師匠
落語家の立川談志さんが亡くなりました。享年75歳でした。柳家小さん門下で小さん師匠と対立して破門となり、弟子を連れて「落語立川流一派」として独立しました。
然し 普通の寄席の高座にに上がる事が出来なくて、様々なイベントに出張出演をしたりして、弟子共々かなり苦労をして来た様です。
小さん師匠が亡くなる寸前には、周囲の皆が師匠に詫びを入れて許して貰う様に勧めたのですが、頑なに意地を張って詫びを入れませんでした。
彼の落語は 歯切れが良く、歯に衣着せぬ毒舌が特徴で人気が有りました。然し 癌を発症してからは体力が衰えて気の毒な様子に見えました。でも 落語を見たり、聞いたりする能力は確かなもので、生前「お金を払っても聞きたいと思う落語家は、古今亭しん朝だけだ」と言って居ましたが、其のしん朝さんはとっくに先に逝っちゃいましたので、あの世で今頃「よっ! 俺も来たよ!」とか言ってるでしょう。
「葬式はするな」「お経は要らない」「骨は海にまいて呉れ」と談志師匠らしい遺言をして逝ったと言う事が伝えられています。 合掌!
2011年11月23日水曜日
無念・無想
昨日の静岡大学 湯の上先生の講義は「禅宗に就いて」でした。「禅」と言うと誰しも先ず「坐禅」を連想しますが、本来の「禅」は「天を祭る」と言う事だそうです。と言っても、其れが出来るのは地上を支配して居る天子だけに許される事と、紀元100年頃中国で成立した『説文解字』と言う書物に解釈が有るそうです。
其れが永い歴史を経て<心を安定した状態を保って、悟りに至るべく瞑想する修行する宗教となり、これが「禅宗」と言う宗教になり、修行法として定形化されて「坐禅」が行われるようになりました。此の「坐禅」と言うものは私も昔一度だけ真似事を経験しましたが、いったいどう言うものか説明が出来ません。説明出来ないものが「禅」「坐禅」と言うものだそうですが、何と無く其れらしい説明になって居るのが、明治の文豪 夏目漱石の『吾輩は猫である』の猫の独白です。其れに依れば
『達磨大師と言うお坊さんは、足の腐るまで坐禅をして澄まして居たと言うが、たとえ壁の隙間から蔦が這い込んで大師の眼口を塞ぐまで動かないにしろ、寝て居るのでも死んで居るのでもない。
頭の中は常に活動して、廓然無聖などと乙な理屈を考え込んで居る』
つまり 難しく考えると益々分からなくなりますが、禅宗のお坊さんの言うのには、要するに「無念・無想」になる事だ と言われるのですが、此の頭の中を空っぽにして、全ての雑念を払い除けると言う事が私如き凡人には出来ません。修行を積まれた高僧になりますと、其の時 呼吸は半分以下になり、脈拍も20~30位となって、丁度動物が冬眠状態になって居るのと同じ状態だそうです。
修行をすれば 私達もその様な「無念・無想」の境地を経験できるのでしょうか?
2011年11月21日月曜日
ささやかな大事件
先週の金曜日(11/18)と土曜日(11/19)に我が家にとって大事件が発生しました。
◎先ず金曜日(11/18)14:00です。私が運転する自家用車で自損事故を起こしました。いつも通院して居る病院の駐車場で、駐車をしようとしました処アクセルとブレーキを踏み間違えまして、場内の植木に激突して車の前方右半分が大破しました。
不幸中の幸いな事に、近くに通行人が居ませんでしたので、他人様を怪我させる事は有りませでした。唯 自分と同乗していた妻が、衝突の衝撃で多少の打撲傷をしましたが、幸いと言うか病院の中でしたから、直ぐ罹り付けの有名な整形外科で、名医と言われる先生に診て貰う事が出来まして、レントゲンやCTの検査を受ける事が出来まして、「二人とも異常なし!」と診断して戴きました。
でも車の方は大破ですので、もう廃車にする事にしました。
◎次に土曜日(11/19)夜の事です。お風呂に入ろうとしまして、ガス給湯器のスイッチを入れましたがお湯が出ません。其の日は風雨が激しく物凄い天気でしたので、どうする事も出来ません。仕方なくお湯で体を拭いてお風呂は我慢しました。所が 翌日は生憎と日曜日です。給湯器のメーカーは休日です。(11/20)に一応ガス会社の人が来て、点検をして呉れましたが、ソレノイドバルブの交換が必要でが、休日の為部品の入手が出来ません。
仕方なく今日まで我慢して、先程メーカーの人が部品を持ってきて呉れましたので、交換して無事お湯が出る様になりました。修理代が¥16、900掛かりましたが、ヤレヤレ助かりました。
以上 此の数日間に我が家に起きたささやかな出来事でした。
2011年11月19日土曜日
奇跡的勝利
日本女子バレー アメリカに勝ちました!! 然も 3-0のストレート勝ち!信じられません!
ドイツ戦に続いて素晴らしいプレーでした! まさに奇跡です!
然し 4位です。 ロンドンオリンピックの出場権は得られませんでした。来年春の最終予選の結果次第となりました。残念ですが此れが現在の処仕方の無いでしょう。
昨日・一昨日のあの頑張りをセルビア戦と中国戦で出して居れば、文句なしに出場権を得有られたのに・・・と 悔やまれてなりません。が まぁ此れがスポーツの世界の厳しさです。
昨日は 中国が勝って中国の三位が確定した後の試合でしたから、日本の順位は四位以下も決まってました。其れでもあのファイトを見せて呉れたのです!特に素晴らしい粘りのレシーブを。
だから セルビア戦や、中国戦のあの無気力な戦いぶりが悔やまれてなりません。
2011年11月15日火曜日
株主訴訟
今日のニュースで 東京電力の株主達が、歴代の経営陣に対して損害賠償請求訴訟を起こすそうです。歴代元経営陣61人に対して5兆5000億円に登る損害を賠償せよ と言うものです。
『東京電力が福島第1原発事故で巨額の損失を出したのは、歴代の経営陣が安全対策を怠ったためだとして、株主42人が14日、勝俣恒久会長ら現経営陣と元役員計61人を相手に、総額5兆5045億円の損害賠償請求訴訟を起こすよう求める書面を、東電の監査役に送付した。60日以内に応じない場合、東電に代わって原告となり株主代表訴訟を起こす。株主側の代理人弁護士によると、訴訟になれば国内では過去最高の請求額という。』
此れは東京電力と言う会社に対して、歴代経営陣が損害を与えたから、其の損害を賠償せよと言うもので、当然の事ながら現在及び、元経営陣の責任は明白ですから、訴訟を起こされて逃れる術は有りません。
例え被災者で無くても、こら程の問題が起きて、未だに解決の目途さえ立って居ない事件ですから、これ等経営陣に厳しい責任追及が有って然るべきです。5兆5000億円と言う金額は、恐らく彼等には支払えるものでは無いでしょうが、此処はキッチリとけじめを着けるべく厳しく当たる必要が有ります。今迄 楽していい生活をして居ながら、問題が起きたらサッサと逃げ出して仕舞うなんて絶対に許せません。
2011年11月13日日曜日
ナベツネ
読売巨人軍 ナベツネ独裁者が相変らずの横暴ぶりです。いったいプロ野球チームは、誰の物だと思って居るのでしょう? 此れは紛れも無くファンの物です。其れを自分の物だと勘ちがいをして居ます。此の年寄りは、今尚 嘗ての栄光を忘れ難く、プロ野球其の物まで自分の意のままに出来ると思い込んで居る哀れな老いぼれなんです。
砂川浩慶・立教大准教授(メディア論)の話 「渡辺会長の談話は球団組織の在り方や球界全体、ファンの存在を考えた内容でもなく、これではまるで子供のけんかみたいだ。かつて監督交代劇を『読売グループ内の人事異動』と言い放ったときと同じようにグループは自分の一存で何でもできると強く印象付け、清武代表が問題提起した『球団の私物化』を裏付けている」
昔は居ました。「永田ラッパ」と言われて、チームの作戦から投手交代まで口出しして監督を困せた御人が居りました。結局 ファンから見放されましたが・・・
ナベツネも もういい加減にして引っ込んだ方がいいでしょう。もう用は無いんだから。
2011年11月12日土曜日
吝嗇家
「吝嗇(りんしょく)」=けちの事です。無闇矢鱈にお金を遣う事を嫌悪する人です。確たるポリシーが有ってお金を倹約するのは「吝嗇」とは言いませんが、兎に角出す者は舌を出すのも嫌、屁も出したくない となると、もう此れは筋金入りの「吝嗇」です。
時々利用するスーパーのお客さんに、筋金入りの有名な「吝嗇家」が居ます。八十歳位の独り暮らしのお婆さんで、矍癪(かくしゃく)たる元気者です。数年前に旦那さんを亡くしてからは独居老人で、子供達は既に独立して居ますが、其の余りにもケチ振りに実家には寄り付かないと言う評判です。其のケチ振りの一端は・・・
其のスーパーでは 毎週一回「千円以上お買い上げの人には、卵1パック(10個入り)を1円で販売する」という特売日が有ります。(但し お一人様1パック限り)
さぁ 其の婆さん 大張りきりで出かけます。そしてキッチリ1000円の買い物をして卵1パックを1円で獲得するとサッサと帰宅します。そして また其処へ行って1000円の買い物をして、卵を1円で買って来るのです。さらに其の後何度も繰り返して、1円の卵を購入します。
驚くのは其れからです。そうして大量に買い込んだ卵を、1パック100円で近所の人達に転売するのです。此のお婆さんは 決して貧乏では有りません。亡くなった旦那さんがタップリ遺産を残して居たとの噂ですから、お金持ちなんです。つまり 金持はケチである!との格言通り 此のお婆さんも立派なドケチです。
そう言えば 二人前の総理も、かなり吝嗇だと評判でしたねぇ~
2011年11月11日金曜日
お市の方の手紙
お市の方の直筆の手紙が発見されて話題になって居ます。愛知文教大学の増田孝学長の鑑定で、文字の美しさ、文章の品の好さ、信長の忘れ形見の娘達への優しい心配りから、此れは本物だとされました。
お市の方と言えば、其の美しさは有名で、戦国時代を代表する美人と言われて居ますし、大河ドラマに登場して、悲劇の生涯が見る人の涙を誘って居ます。羽柴秀吉が横恋慕をしても寄せ付けなかったり、愛する夫 浅井長政を兄織田信長に討たれたり、再婚した柴田勝家を羽柴秀吉に討たれたと言う波乱万丈の生涯は、其の美しさとともに劇的過ぎるものが有ります。
そしてまた 浅井長政とのあいだに生まれた娘がこれまたドラマチックな生涯でした。長女の茶々は 母お市の方が限りなく嫌悪して居た秀吉の側室になり、徳川家康のために大阪城とともに焼き殺されて仕舞いました。
お市の方といい、茶々といい、戦国時代の残酷な運命に弄ばれた女性達の悲惨さに想いを致す時、この手紙に徒ならぬものを感じます。
2011年11月10日木曜日
オリンパス
オリンパスの高山修一社長です。20年も1000億円もの巨額の損失を、隠し続けてきた隠蔽工作を、つい昨日までまったく知りませんでした、と言ってます。
よくそんな事が言えるものだ!と 呆れますが、要するに此の問題は<前任者>の菊川剛前会長・兼社長、森久志副社長、山田秀雄常勤監査役の3人が共謀してやった事だ、と 言って責任逃れをして居ます。
そんな馬鹿な事が有りますか! もし 本当に知らなかったとすれば、それ自体が怠慢の責任を問われます。卑しくもつい最近社長になったばかりだとしても、社内に居て此れ程の大問題に気がつかなかったとすれば、この高山さんは 目も、耳も、口も無い木偶(でく)の坊である事を自白して居るのです。そんな人に社長を任せる会社が信頼出来ますか!?!
一般論から言っても、前任の会長兼社長の他にも、会社のトップに居た数10人の人達が此の問題を知りながら頬かむりをして来た筈です。其の人達の責任は重大です。10月に解雇されたマイケル・ウッドフォード前社長は、此の問題に気付き、内部告発をしようとして解雇されました。何と言う腐りきった会社でしょう!
九州電力のヤラセ問題・東京電力の原発事故・大王製紙会長の横領問題・そしてオリンパスの損失隠蔽と、外国メディアからは 「日本の企業経営者の企業統治能力」を疑問視する声が大きく挙がって来ました。これ等の問題の原因は、此の企業統治能力の欠如にある、と言う訳です。
当然の事ですが、然し此れは外国メディアが言う様に単純なものではありません。つまり 日本企業の<伝統>とも言うべき因習で、学閥とか、同郷とか、血縁などの柵(しがらみ)で、お互いを支え合い、庇い合うと言うモラルとは別次元のもたれ合いが根強く有るのです。そして日本のサラリーマンは其れを抜きには存在出来ないのです。
だから こう言う問題は オリンパスだけでは有りません、他にもイッパイ有るでしょう。ただ 今はジッと息を潜めてバレない様にして居るのです。クワバラ クワバラ・・・と。
2011年11月9日水曜日
鉄舟寺
今日の静岡大学 湯之上先生の講義は「久能寺縁起」についてでした。久能寺は 元は現在の久能山東照宮(今年国宝に指定された)の有る山の上に有りました。戦国時代 武田信玄が此処を駿府攻略の為の城塞にする為に、寺を現在の静岡市清水区の移しました。
寺の開山は其れよりも古く、推古天皇の時代に、久能忠仁と言う人が、山中に金の千手観音を発見して、此処に草堂を建てて安置、「補陀落山久能寺(ふたらくさんくのうじ)」と名付けました。
其の後 江戸時代を経て大火に逢ったりして、殆ど廃寺になって居ましたが、明治時代の始め、旧幕臣の山岡鉄舟が尽力してこんにちの場所に再建されまして、寺の名前を鉄舟寺として立派に残って居ます。
久能山東照宮の方は、江戸時代の始め、徳川家康が「自分が死んだら、鎧兜を着せ、西に向かって埋葬せよ。徳川幕府を倒そうとする者は、西の方から来る。其れを自分が守護する。」との遺言に基づき其の通り埋葬されましたが、三代将軍 徳川家光の時に僧天海の勧言で家康の遺体は日光に移された、と言われて居ますが、発掘調査がされて居ませんので、未だに久能山に有る、とか日光に有るとか言われて居て、ハッキリ分かりません。
2011年11月8日火曜日
TPP亡国論
TPPの問題で国会が真っ二つに割れて居ます。反対派は「TPP亡国論」迄唱えて意気撒いていますが、どうも反対派の皆さんは、TPPを正確に理解されて居ない様です。其れに就いて 元農林水産省事務次官の高木勇樹氏が以下の様に述べて居ます。
『何しろ「原則関税撤廃」というのが大きな誤解だ。撤廃する品目もあるが、そこは正に交渉して決まる話だ。米国は米豪FTA(自由貿易協定)で砂糖などを関税撤廃の例外にしている。TPPでも米豪FTAの内容は変えないというのが米国の基本姿勢だ。若干は変えるところがあるとしても、基本は絶対に守るだろう。
日本がどうしてもコメを守りたいならば、早く交渉に入って、我々はコメ問題をこう考えると主張するべきだ。米韓FTAでコメを例外にした韓国が、もしTPPに入ってくれば、当然コメを例外にするよう主張する。日本が先に入り、WTO(世界貿易機関)のドーハラウンド(多角的通商交渉)でそうしたのと同じように、韓国と一緒にコメを守ればいい。
一方、国内でもコメをどう守るのかも変えるべきだ。いま水田が260万~270万ヘクタール使えるのに、実際には160万ヘクタールしか稲を植えていないという状況を大きく変えていくということだ。極端に言えば、全部稲を植えて、輸出し、飼料用や加工用にも回していく。そういう大胆な発想をすれば、農村の活性化はあっという間にできる。』
と言う様に 日本の政治家も農業団体も、農産物の関税が即撤廃になり、外国の安い農産物が輸入されて農家が全滅する、と言う論法でTPP参加反対を大合唱してますが、チャンと参加して、堂々と交渉をすれば、守るべき物、受け入れるべき物を主張出来るのです。其れをしないでただ「反対!反対!」と叫んで居るのは 甚だアナクロニズムです。今迄 我が国は日本の農業を庇い過ぎて来ました。もう そんな行為が世界的に許される時代では無いのです。何れは遅からず世界の冷たい厳しい風に曝される時が来ます。其の時になっても、未農業を庇おうとすれば、世界から孤立します。
農業の為に あらゆる日本の産業が、世界の市場からシャットアウトされるとしたら、最早どうにも国が成り立たなくなります。其の事が 農業団体も、農業族議員も判らないのでしょうか?
2011年11月7日月曜日
日本女子バレー
日本女子バレー 又しても中国に負けました。今度も同じパターンでの負けです。サーブレシーブが出来ず、セットの初めはリードしても、すぐに追いつかれて逆転されて気がつけば負けて居ます。
此れは前回の負けパターンと同じで、全く進歩して居ません。眞鍋監督はいったい何をして居るんでしょう!バレーボールはサーブレシーブからゲームが始まるのです。
其れを疎かにして、「高速バックアタック」とか色々考えても、レシーブが満足に出来ないのではゲームになりません。
中国は其処を突いて来ました。木村沙織の様に何年たってもレシーブの下手な選手を知って居ますから、日本を倒すのは易しい事だと自信を満々です。木村は <自分はスパイクを打つ人間だから、レシーブはしなくてもいいんだ>と勘違いをして居るのでしょう。とんでも無い事です。
東京オリンピックの時の<東洋の魔女>達は、コートの中を転げ廻り、拾い捲りそして金メタルを取ったのです。其の事を今の選手達は、余りにも粘りの無いプレーをします。あと一歩動けば手が届くレシーブをアッサリ諦めて仕舞います。此れではロンドンオリンピックには行けません。
2011年11月6日日曜日
消える村
村が消える! 過疎化の村に台風が襲い、遂に何百年も続いて来た先祖代々の村が消えて仕舞います。ご先祖様が 汗と涙を流して切り開いて来た由緒ある、多くの伝説も有る村が、台風と言う大自然の猛威に耐えられず、此処に幕を閉じるのです。朝日新聞に其の記事が載りました。
『 台風12号でほとんどの家屋が流された和歌山県田辺市本宮町三越(みこし)の奥番(おくばん)地区で5日午前、集落の「解散式」が開かれた。7世帯10人の集落に、就職で離れた人や親戚ら約200人が集まり、ふるさとの最後を惜しんだ。
集落は世界遺産・熊野本宮大社の北西約6キロにある。土砂崩れで流れが変わった川に大半がのまれ、やむなく解散が決まった。この日は地元の神社で神事や餅まきをした後、森林組合の製材工場で解散式を開いた。県外に移り住む住民の野下義計さん(84)らが別れのあいさつをした。』
この村を去る事になった人達の心中は如何ばかりでしょう? 万感交々胸に迫り、言葉に尽くせないものがあり、断腸の思いでしょう。
数年前 熊野神社から高野山へ向かう道を、観光バスで辿ったのを想い出しました。山間のくねくね道をバスの中から見た景色は、「こんな所にも人家が在るのか!?!」と 驚くのと同時に「此処の人達は、どんな生活をして居るだろう? 急病人が出たらどうするのだろう?」と 心配が湧き上がって来ました。
恐らく ご高齢の方々ばかりでしょうけれども、他の所に移り住まわれても、どうかお体を大切にお過ごしください と祈念致します。
2011年11月5日土曜日
盲導犬型ロボット
日本精工(NSK)は盲導犬型ロボットを、11月9日の国際ロボット博に出典するそうです。愈々私が待ち望んだロボットが出現するのでしょうか?
街では可哀想な盲導犬を見かける度に悲しい思いに駆られます。以前 此のブログで、盲導犬が可哀想だと書きましたら、猛烈な反論コメントを頂きました。「犬は 人間の役に立つ事で、喜びを感ずるのだから、余計な御世話だ!」と言う人間のエゴイズム丸出しの論理で大いに閉口しました。「あんたは犬に聞いた事があるのか?」と言って遣りたいくらいでした。
他の犬に興味を示す事も許されず、大小の排せつ行為も自由に出来ず、レストランや、デパート、劇場の入り口等に、飼い主が用事を済ます間、何時間もジッと待たされて居るのです。一度なんかワンちゃんがオシッコをしたくてブルブル震えて居るのに、飼い主が全く頓着なしで引きずって行きました。此れなんか明らかに「動物虐待」です。
こんな事を記事にしましたら、コメントで「其れでも犬は人間の役に立つ事を喜びにして居る」と堂々と言い張るのには呆れて仕舞いました。
確かに目の見えない人は大変な御苦労である事は判ります。だから 犬に杖代わりをさせるのも理解出来ます。然し 前に述べた様に極端に犬の自由を奪ってまで人間の思い通りにさせるのは如何なものか?とおもうのです。
だから 盲導犬型ロボットの開発を切望したのです。ただ 企業は儲からない事はしませんので、国家的事業としてやって欲しいと思って居ました。
今回 日本精工(NSK)が着手して呉れた事はも事に喜ばしく、是非成功して欲しいものです。
2011年11月4日金曜日
ヤケッパチのギリシャ
ギリシャのババンドレウ首相も、国民もヤケクソになって居ます。首相は自分で決断して全責任を被るのは御免だ!と言うので、<国民投票>をすると頑強に、意地を張って居ます。<国民投票>の結果は責任は国民に有るのだから・・・と言う極めて狡猾な考えです。矢張りギリシャ人気質と言うヤツです。
然も 問題を<緊縮財政を受け入れるか?否か?>では無く、<ユーロ圏内に留まるか?否か?>にすり替えて居ます。此の辺のやり方は明らかにアン・フェアで、少しでも首相に跳ね返って来る抵抗を緩めようとするものです。この期に及んで未だ体裁を繕おうと言う助平根性です。ユーロ圏諸国から見放されたら、国家が破滅・消滅するかの瀬戸際に有りながら、いったい何を考えているのでしょう? 或いは 栄光のギリシャの歴史や遺跡を金に代えて国を潰して仕舞おうと言うのでしょうか?尤も 売りに出しても大して多額のお金にはならないでしょうけど・・・
それにしても こんな返済能力の無い国に、誰がお金を貸しちゃったのでしょう?
ラベル: ヤケッパチのギリシャ
2011年11月3日木曜日
満塁本塁打
今日も孫の野球の試合の応援に行って来ました。其の試合でなんと孫が満塁ホームランを打ちました。1回の裏 1アウト満塁で打順が回って来まして、サァ此処で一発頼むぞ、と祈るような気持ちで見て居ましたら、輕ーく一閃した打球がグングン伸びてライトフェンスを越えて行きました。
昨日まで大スランプで、応援団のお父さん・お母さん達に溜息ばかりつかせて居ましたが、此れで全部のモヤモヤが吹き飛びました。
バッティングは本当に水ものでして、一発当たれば今迄とは別人の様に当たり出します。此の一カ月ばかりスランプに苦しんで居ましたが、見事 以前の様に活躍して呉れるでしょう。
2011年11月1日火曜日
ギリシャ人気質
ギリシャ人の気質と言うのは、日本人には到底考えられないものがあるそうです。先ず 何事も全部他人任せで、何事でも「誰かが何とかして呉れるサ」と言う考えで、徹底して居るので、どんな問題が有ろうが誰も事の解決に当たろうとしないのです。国家財政が破綻しようが、公務員を無茶苦茶増やそうが、政府が出鱈目な政策をしても、国民みんなが「誰かが何とかして呉れるサ」と、全く気にもしないと言います。其のギリシャの金銭感覚を表現したのが以下の記事です。
『ギリシャ国債のデフォルト(債務不履行)危機が深刻化している。ヨーロッパの小国にすぎないギリシャのGDPは2500億ユーロ(約27兆円)しかなく、日本(約500兆円)の5%強、神奈川県民所得(約32兆円)より少ないレベルだ。これはユーロ圏のGDP総額9兆ユーロ(約900兆円)の3%にも満たない。
ギリシャ問題を複雑にしているのは、ギリシャの特殊性とユーロという共通通貨制度だ。
まずギリシャの特殊性。ギリシャは破綻(債務不履行と債務条件変更)の常習国なのである。
1800年以降の200年余の歴史の中で、ギリシャの債務不履行と債務条件変更の年数は50%を超える。いうなれば、2年に1度は破綻している国なのである。
ユーロ圏では、ギリシャ以外にもポルトガル、イタリア、スペイン(ギリシャとともに各国の頭文字をとって、PIGSと呼ばれている)も財政問題が指摘されている。ギリシャはこれまでの素行は圧倒的に悪い。』
此れではドイツやフランスがギリシャを救済するのに躊躇するのも無理がありません。一時的に救済しても、此の金銭感覚では又すぐに借金まみれになって「助けてぇ~!」と言い出すでしょう。
然し 問題は此のルーズな金銭感覚をギリシャ人は悪い事だと全く思って無いのです。日本人ならとっくに袋叩きになって半殺しの目に逢うのですが、ギリシャ人はケロリとして「借金をして何が悪いの?」と言う神経ですから付き合い切れません。自尊心もプライドも無いのでしょう。
まるで 落語に出て来る道楽息子と同じで、他人の懐をあてにしてしか生きられない哀れな国です。でも 其の事をチットモ哀れに思わない民族性は理解出来ません。