2011年11月6日日曜日
消える村
村が消える! 過疎化の村に台風が襲い、遂に何百年も続いて来た先祖代々の村が消えて仕舞います。ご先祖様が 汗と涙を流して切り開いて来た由緒ある、多くの伝説も有る村が、台風と言う大自然の猛威に耐えられず、此処に幕を閉じるのです。朝日新聞に其の記事が載りました。
『 台風12号でほとんどの家屋が流された和歌山県田辺市本宮町三越(みこし)の奥番(おくばん)地区で5日午前、集落の「解散式」が開かれた。7世帯10人の集落に、就職で離れた人や親戚ら約200人が集まり、ふるさとの最後を惜しんだ。
集落は世界遺産・熊野本宮大社の北西約6キロにある。土砂崩れで流れが変わった川に大半がのまれ、やむなく解散が決まった。この日は地元の神社で神事や餅まきをした後、森林組合の製材工場で解散式を開いた。県外に移り住む住民の野下義計さん(84)らが別れのあいさつをした。』
この村を去る事になった人達の心中は如何ばかりでしょう? 万感交々胸に迫り、言葉に尽くせないものがあり、断腸の思いでしょう。
数年前 熊野神社から高野山へ向かう道を、観光バスで辿ったのを想い出しました。山間のくねくね道をバスの中から見た景色は、「こんな所にも人家が在るのか!?!」と 驚くのと同時に「此処の人達は、どんな生活をして居るだろう? 急病人が出たらどうするのだろう?」と 心配が湧き上がって来ました。
恐らく ご高齢の方々ばかりでしょうけれども、他の所に移り住まわれても、どうかお体を大切にお過ごしください と祈念致します。
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