「朝三暮四」の意味について、国会で自民党の茂木敏充氏から質問をされた鳩山首相が、「朝決めた事と、夜決めた事で直ぐ変わる。すぐにものが変わっていく事だと理解して居る」と答えました。鳩山さんも麻生さんと余り知識の差は無いようです。
正しくは 昔中国に、大変猿を可愛がって居て、沢山飼って居る叙O公と言う人が居ました。 有る時 叙O公は経済的に苦しくなったので、猿に与える餌代を節約しなければならなくなりました。其処で 猿達を集めて相談しました。
「私はお金に困って来たので、お前達にやる餌のドングリを朝三個、夕暮四個にする」と言った所、猿達は歯をむき出し、キーキー叫んで怒りました。其処で叙O公は「それでは朝四個、夕暮に三個にする」と言った所猿達は納得して平伏した。だから同じ事でも言い方次第で相手に与える印象が大きく異なる、と言う故事に基づくのです。
従って 鳩山さんは間違って居るのです。
2010年2月28日日曜日
朝三暮四
五輪とプロ
いつも問題になるのが五輪とプロの関係です。昔は五輪は純粋なアマチュアだけの競技会でしたが、今やプロとして堂々と賞金を稼ぐ大会に成りつつあります。
スポーツライターの相沢光一氏に依れば、『今回の五輪で象徴的だったのは、スノーボード代表の国母が起こした問題だ。彼の服装から、言動までが問題になったが、国母にすれば「五輪は世界各地で開催される、スノーボード大会の一部であって、特別なものじゃ無い」のである。
だから 其れでゴチャゴチャ言われる筋合いのものじゃ無い。と言うのが彼及び彼を取り巻く周辺の空気だろう。
ただ問題は 国民の代表として、税金で遠征費用を出して貰って行った五輪である、と言う自覚が無かった事である。この辺に人間として意識の未熟さがあり、これが非難の的になったのだ。』
何も 国母だけではありません。以前 夏のロス五輪の時、水泳代表選手達が、観光気分で参加して、メダルはおろか予選通過も出来無い不成績なのに、報道陣に問われて「なぁーに こちら(ロス)に来てしまえばしめたもんだ。あとは 何をしようが我々の勝手だ」と嘯いて居ました。
つまり 五輪と言うイベントは過去の純粋なアスリート達の競技会では無くなって来たのでしょう。だから 国の代表と言うのではなく、個人として参加する方式にすればいいのかな?と思います。
2010年2月27日土曜日
浅田真央ちゃん
浅田真央ちゃん 可哀想でしたね! 若干19歳の純粋無垢な乙女が、無神経なマスコミ(特にNHK)に「金メタルだぁ!!金メタルだぁ!!」と猛烈なプレッシャーをかけ続けられて、さぞかし辛かったでしょう。其れなのに真央ちゃんは健気にも耐えに耐えて精一杯の努力をして、ようやく終わってホッとして思わず涙が零れたのでしょう。可哀想に!!とても見て居られませんでした。
其れなのにマスコミは、オリンピックと言うスポーツの祭典を、ただ視聴率至上主義のもと「放送が盛り上がるから、金メタルを取れ! 出場選手はタレントと同じ番組盛り上げの為に居るんだ!」と言う商魂まる出しで、真央ちゃんへのインタビューなんか聞いてると、まるでオリンピックを真央ちゃん独りに背負わせて、「我々の放送の成否がみんな貴女にかかって居るんだ! だから頑張って呉れないと困るんだ!!」と言わんばかりの強烈な圧力をかけ続けて居ました。此れでは真央ちゃんも耐えられなかった事でしょう。それにしても無神経なNHKをはじめとするマスコミでしょう。もう 此れはマスコミの暴力と言えるのじゃないでしょうか!!
2010年2月26日金曜日
二二六事件
1936年2月26日 青年将校達が武装蜂起した事件がありました。世に言う「二二六事件です」。近衛歩兵連隊他1483名の兵隊を率いて「昭和維新」「尊皇討奸」を掲げて蜂起したのです。
何故 その様な事を起こしたのかと言えば、当時も今も余り変わって居ない政治腐敗と貧困が日本に深く浸透しており、此れを全く省みようとしない政財界に怒った血気盛んで、純粋な青年将校達が已むに已まれず暴発した、と言えると思います。
其の時 東北地方はじめ 農村では、何年も続いた凶作で、生活に困って娘を売春婦として売ったり、又 劣悪な環境承知で徒弟として働かせると言う状況でした。
其れにも拘わらず、政治家や高級官僚たちは、財閥と癒着して築地・神楽坂と言った所で連日連夜の宴会三昧でした。
今も 政財界や高級官僚達が、国民の苦しみを親身になって見ようとして居ません。下手をすると「平成維新」の名の下に暴発する青年達が出るかも居れません。
2010年2月25日木曜日
北海道 独立!?
北海道独立論と言う面白い論文を読みました。勿論おふざけでは無く、大真面目な論文です。
白川暢明さんと言う名寄市立大学教授の論文です。白川教授は1943年北海道生まれの「道産子」で、北海道大学を卒業、国立旭川高専教授から現職です。つまり 心の底から北海道を愛して居られる人です。そして 北海道の地から本州を眺めてつくづく本州側の政府・中央省庁に愛想が尽きたのでしょう。
其の主張する所は「本州政府は税金を取るだけ取って置いて、我々には何もして呉れない!」「其の為 人口は減る一方、産業は衰退・失業率は沖縄と同じ、若者は北海道を見限って出て行くばかり、少子高齢化、まぁ 北海道のあらゆるものが衰退の一途だ。なのに本州政府や省庁は全然何もしてくれない!此れ以上、日本に隷属して居てもしょうがない! もう独立だぁ!!」と言う事です。
確かに 言わんとする所には一理有ります。公共事業予算は鈴木宗男が失脚して以来サッパリだし、自治体が発案した事業は全部失敗で、借金まみれだし、北海道観光はホテル代が高過ぎる割にサービスが悪くて客離れがしてますし・・・
産業としては 農業と漁業の他には此れと言って無いし、東京始め 大都会のデパートで、「北海道産物展」をしきりと遣りましたが、やや飽きられて仕舞いました。
さぁ 此れで「北海道独立」なんてできるのでしょうか? 財政基盤はどうするのでしょうか? 農業・漁業と言う一次産業だけでは道民の生活は成り立たないでしょう。
そこで 一つの提案ですが、沖縄に有る米軍基地をソックリ持って来ちゃうのです。あんなに沖縄の人達が嫌って居るのですから「どーぞ どーぞ!」と喜んで譲って呉れるでしょう。そして 土地はイッパイ有ります。何しろ人間よりも熊さんの方が多い位広大な土地が有りますから、基地の騒音など全然問題ありません。
只 沖縄は基地が無くなると失業者が沢山出て、今度は困るでしょうね。
2010年2月24日水曜日
取り扱い説明書
2010年2月23日火曜日
富士山の日
2010年2月22日月曜日
女子フィギュア
バンクーバーオリンピックで、浅田真央ちゃんの絶好調が伝えられています。練習で3回転半を4発4中決めたとか、マスコミ(特にNHK)の喜び・踊り様が見苦しいほどです。まぁテレビ番組的には、日本選手の活躍ぶりが次々と期待外れで、盛り上がらないし、あれだけ激しくスポットコマーシャルを「バンクーバー!バンクーバー!」と流して来たNHKとしては、焦って居るのでしょう。大河ドラマも思ったほどにはヒットしてないし・・・あとは頼りになるのは真央ちゃんしか居ないのです。
然し 此処にキム・ヨナさんと言う強力なライバルが居ます。私としては何とか真央ちゃんに金メタルを取って欲しいと思いますが、昨夜テレビで両人の比較をした番組を見ましたが、正直言って「真央ちゃん苦戦!?」の感想を持ちました。
先ず 手と足の動き(ジャンプとかスピンをする間の繋ぎの動き)が格段にヨナさんの方が美しいのです。此れは天性のもので、コーチが指導する以前の持って生まれたセンスでしょう。此れには真央ちゃんはとても敵いません。大分厳しくロシア人コーチが指導して居ましたが、それでも矢張りヨナさんには及びません。あとは3回転半ジャンプをビシッと決めてヨナさんの結果待ちしか有りません。真央ちゃんの為に祈りましょう!!
2010年2月21日日曜日
愛他精神
「愛他精神」 とは 他人に親切にしたり、困っている人を助けたり、自分の損得に関係なく他人の為に愛情の籠った行動を出来る気持ちを言うのだそうです。そして 其の「愛他精神」が大都会程失われて来た、と今朝のテレビで言ってました。
これは 大都会だけじゃ有りません。我が街「静岡と言う田舎」では大都会より酷い状態では無いでしょうか?
最近 其の事を象徴する様な事件有ったと聞きました。私の住む所は、今から40~50年前に出来た住宅地です。此処には当時、所謂エリートサラリーマンと言われる人々が移り住んで来て家を建てました。当時の日本は「所得倍増・高度成長期」の真っ最中で、今の静岡では考えられない程、大手企業の進出で、街の活気は全盛を極め、港へは大型マグロ船が札束を持って入港して来ると言う大変ないい時代でした。
時は移り、人は代わり、大企業は次々に撤退し、マグロ船は来なくなり、当時のエリートサラリーマン達は次々に他界されて、奥様達だけが残されて居ます。然も 旦那さんが残して呉れたお金も沢山有ります。<お金持ちの老婆が、豪邸に独り暮らし> 当然 泥棒・強盗達の格好の目標になります。おまけにどういう訳か近所付き合いが全くない者同士がヒッソリと暮らして居ます。家の中で大声出しても外には聞こえません。まして 昼間でも人通りが有りませんから「強盗さん来て下さい!」と言わんばかりの邸宅街で心配した強盗事件が遂に起きました。
老婆を縛りあげて家に有った現金だけを奪って逃げたそうですが、「助けて!」と何度叫んでも誰も気付いて呉れなくて、翌朝 新聞配達のお兄さんが家の中から微かに聞こえる声に気付いて警察に通報して呉れて助かったそうです。
其の時 ご近所の住人達は事件が有った事に気付かず、また 被害の様子とか、怪我は無かったか?と言った事には全く無関心だったそうです。「団塊の世代の親達」です他人の事には無関心なのでしょう。
2010年2月20日土曜日
株価操作
早大OBの兄弟と友人の三人が、株価操作で大儲けをした、とかで 告発を受けています。それは 松村直亮・孝弘と他一人で、早大の株式投資研究サークルOBです。
彼等は 手持ちの株価を吊上げる為、元々買う気のない「空注文」を大量に出し、其の株価が上がっている内にスルリと売り抜ける手口で大儲けをした、と言う事です。
そんな事が 大学生のサークル生徒如きに出来るとは驚きですが、それが出来て仕舞った仕組み自体が何か問題が無いのでしょうか? 豊富な知識と、経験を誇るベテラン証券屋達が、斯くも簡単に株価操作をさせて仕舞うとは、其の業界の権威と信頼性を疑います。
ところで 彼等「英雄?達」は、其の儲けた金で、キャバクラで8,000万円・1日500万円使ったとか、ラスベガスでルーレットに1回に800万円賭けたとか、高級外車を買ったり、豪快に遣い捲ったと言いますから、まさに近来稀に見る痛快事ではありませんか!! 何と言っても儲けた金をチマチマ貯金をする、とか 其の金を元手に更に儲けようと事業を始めるとか、つまり そう言う事を考えもせず、ワァーッ!と遣って仕舞った所がいいですねぇ~ 今の時代の若者にも江戸時代の紀伊国屋文左衛門見たいな男が居たんですね。エライ!!!嬉しい!!!
2010年2月19日金曜日
カローラよ!お前もか!!
トヨタ社長 結局米下院の公聴会からの招集に応ずる事にしたそうです。最初は応じないと言ってましたが、アメリカの世論に押し切られる形で、とうとう行く事にしたようです。プリウスに加えてカローラまででは社長も堪らないでしょうし、つい気持ちも怯んだでしょう。また 「対応が遅い!!」と批判されるでしょう。あの「栄光のトヨタ」が 今や墜ちるヮ墜ちるヮ底なしの泥沼状態じゃないですか!!
豊田社長 病気になるかも知れませんよ。写真を拝見する限り、余り 打たれ強い人には見えません。顎の細い線を拝見すると、小魚等を骨ごとバリバリ噛み砕いて食べたり、歯を食い縛って頑張らなきゃならない場面を、何度も潜り抜けて来た人相には到底見えません。
そんな人が、トヨタ創業以来の危機を矢面に立って乗り切れるでしょうか?余計な事ながら心配になります。
ラベル: カローラよ!お前もか!!
2010年2月18日木曜日
藤田まことさん
2010年2月17日水曜日
豊田社長 可哀想
此の処孤軍奮闘です。トヨタ・バッシングの集中砲火を一身に受けて、何だか可哀想に見えて来ました。豊田佐吉の直系に生まれたばかりに、此の様な試練に遭わされて・・・心中では「なんで僕だけがこんな目に遭わなきゃならないんだ!」と忸怩たる思いでしょう。先一昨年、一昨年と「2兆円超の純利益を出した!」と 有頂天だった時を過ぎてから社長にさせられて、とたんに世界大不況に加えてリコールの嵐です。
此れでは たとえ年収1億円と言われる給料を貰っても堪りませんねぇ~。「誰か代わってくれぇ~!」と言いたくなるでしょう。栄光のトヨタを満喫して来た、奥田さん、張さん、渡辺さんと言う先輩社長さん達はどうして居るのでしょうか?此の人達にも其の責任は大いに有るのですから、この際出て来てトヨタの史上最大の危機に対処するべく身を擲って働くべきではありませんか!? 退職金をタップリ貰って優待したら後の事は知らない!と言わんばかりの沈黙ではアンマリです。
2010年2月16日火曜日
アメリカ病
矢部 武 著 「アメリカ病」と言う本を読みました。此れには 今のアメリカが病んで居る状態の一端が書かれて居ます。著者は 学者でも、評論家でもなく、今で言うフリーターに属する人で、20歳の頃からふらりと一人アメリカに渡り、アルバイトをしながら移民学校に通ったりして、15年間市民の立場からアメリカに暮らして来て、帰国後はアメリカの本の翻訳・紹介を生業として居る人の様です。其の人<一市民>の目や耳で得たアメリカの事情をかなり辛口で書いて居ますから、大変参考になります。
こんにちの「アメリカ病」の根源は、1950年代に発生して、こんにち尚「神の言葉」の如くアメリカ人の魂深く浸透している「ポジティブ・シンキング」と呼ばれるものです。其の火付け役となったのはノーマン・V・ピールの著書「The Power of Positive Thinking」<ポジティブ・シンキングのパワー>であった。この本は爆発的ベストセラーになり、今尚多くの人に読まれ、全米中の書店ではいつも在庫切れ状態である。この本の内容は簡単に言えば「ポジティブに考えるのは善であり、ネガティブな考えは悪である」と決めつけて居る。そして 何事もポジティブに考える方法として、
「自分を信じること」「祈りのパワーを試す」「自分なりの幸福感を創造する方法」「負けると言う言葉は私の辞書にはない」「心配性を治す方法」「心痛を治す処方箋」「人に好かれる秘訣」など、文字通りポジティブに考える為の懇切丁寧にして、如何にネガティブな考えが駄目な事かと繰り返し強調しています。
此れを全米の暗示にかかり易い連中が読み、「ポジティブだぁ~! ポジティブだぁ~!」とお題目の様に叫び続けて、こんにちのアメリカを作り上げて仕舞ったのです。
今では 此のポジティブ・シンキングの<呪縛>が災いして、政治家も、企業家も、一般市民も気を休める暇が無く、馬鹿な戦争をやり、投機に奔り、犯罪を犯し、食べ過ぎの肥満になり、心身ともに病気になって仕舞ったのです。
時には ネガティブになる事も必要なのです。でも アメリカには日本と違って文化と言うカテゴリーが有りませんから、ネガティブの有り難さが分からないでしょうね。
2010年2月15日月曜日
悲しき日本サッカー
2010年2月13日土曜日
優しい子
我が家の地区では 古新聞の回収を新聞販売店とボランティア協会の共同で今年一月から始めました。今迄は 子供会が集めて居ましたが、其れは集積場まで持って行かなければなりませんでした。此れがけっこう大変で、重い新聞紙の束を引っ提げて公民館まで行くのが容易な事じゃありませんでした。指定場所に到着したらもう疲労困憊で、月に一度の作業ながら困りものでした。
其れが今度から自宅まで取りに来てくれるので大助かりです。昨日 其の二回目の集荷が有りました。新聞販売店の人と、ボランティア協会の人と、あと一人若い男の人の三人が、雨の中ビニール合羽を着てやって来ました。
其の若い男の人に見覚えがありました。時々見かける子で、ダウン症ですが、純粋な真っ直ぐないい子と評判でした。いつも 小さな女の子と一緒に電車の駅までいつも仲良く通学路を歩いて居る姿を見かけました。車の通りが激しいので、彼が女の子を優しく気遣って居る様子が印象的でした。
其の優しい彼が大きくなって、ボランティアで古新聞の回収に来て呉れたのです。古新聞の束を車に積み込んで、「ありがとうございました!!」と大きな声で言うと車に乗り込んで行きました。思わず「頑張れよ!!」と言っちゃいました。
2010年2月12日金曜日
司馬遼太郎
今日 2月12日は 作家 司馬遼太郎の命日「菜の花忌」です。 1996年2月12日 突然の死でした。死因は内臓の大動脈瘤の破裂によるものでした。私も司馬遼太郎のフアンですから、死亡のニュースを見て大きな衝撃を受けましたので、当然何故亡くなってのか?ひょっとして犯罪?とか色々考えちゃいました。
でも 何処に聞いても、奥さんの福田みどりさんに聞いても教えて貰えませんでした。今から思えば あまり死因をオープンにしたくない理由が有ったのでしょう。その後漏れ承る所に依れば、司馬さんは極端な偏食で、其の為に栄養が偏り、免疫力が相当低下して居たのではないか?と想像します。本人のエッセイを読みますと、「妻の料理は珍妙な味がする。私は極端な偏食で、かけうどんとカレーライスさえ食べておけばいいので・・・」と書いてあります。やっぱりこの辺りに死因の要因が有るのかな?と思います。そして 死の直後その死因を公にし難い所が有ったかも知れません。
それにしても 享年73歳と言うのは未だ若過ぎます。未だ々々沢山の作品を世に出して欲しかったのに・・・私達読者にもっと作品を読ませて欲しかったのに。
司馬さんの作品で一番好きなのは「燃えよ剣」「新史 太閤記」「項羽と劉邦」等ですが、晩年の作品は小説としては余り初期の輝きは有りませんでした。でも エッセイとして「街道を行く」などは其の豊富な知識と資料に基づいた説得力溢れる素晴らしいものでした。速読の名人で、友人と話をしながら、コーヒーを一杯飲む間に一冊の本を読んで仕舞ったと言う、超人的な技の持ち主だったと言います。其の速読力を駆使してあの歴史小説も、エッセイも書く事が出来たのですね。つくづく惜しい作家を失いました。残念です!!。
2010年2月11日木曜日
ジャパンサッカー
先日相撲協会の理事に当選した貴乃花親方が、日本のサッカーに、鋭い意見を言ってます。「トレーニングに相撲の四股を取りれたら良い」と言う事で、まさに卓見です。「四股で股関節を鍛えれば、怪我が少なくなるし、簡単に転倒させられる事も無い」と言う理由からです。
本当に 今のサッカー選手の弱点をズバリ指摘して居ます。何かと言うとすぐに転がされてチャンスを潰します。中にはファウルを取る為にワザと転ぶ奴も居ますし、怪我を恐れて転んで逃げる卑怯者も居ます。
昔からサッカーは「片足の格闘技だ」と言われて来ました。だから 如何に「片足バランス」が大切であるか!其れを鍛える必要があるか!を指導者は強く指導する必要があります。だから 偉大な選手と言われた人は、ゴール前でボールを持ったら簡単には倒されませんでした。更に シュートが枠から外れたりせず、ピシッと決める「片足バランス」の能力があったのです。
今のジャパンサッカーには、何もマークされて無くて、一人で勝手にコケル馬鹿な奴が居る位に情けない状態です。今夜の香港戦もきっと其の情けない試合になるでしょう。
2010年2月10日水曜日
静岡空港
2月6日未明 静岡県庁の前で焼身自殺がありました。遺書には静岡市長と、前知事の石川嘉延に宛てたもので、石川嘉延には、あの強引過ぎた空港の建設に抗議した内容です。此のニュースは何故か地元のテレビにも新聞にも報道されて居ません。きっと誰かが押さえて仕舞ったのでしょう。其の奴は、自分の個人的利益の為に、空港建設の旗を担いだのでしょう。慌てて揉み消しにかかています。田舎ですねぇ~
静岡空港が矢張り揉めて居まして、下手をすると存続の危機です。其のタネは「搭乗率保障」です。つまり 日本航空に静岡空港を利用して貰いたくて、「もし利用客が定員の70%に達しない時は、静岡県が不足分を補てんする」と言う謂わば屈辱的契約を結んで迄此の空港を作りたいと、前知事は我武者羅に強行しました。もう 頭がおかしいのじゃないか?と県民は思いましたが、其の時空港は既に完成真近で、気が付いたら契約されて得居ました。こんな馬鹿な契約をしたのは石川の能登空港と、静岡空港だけです。此れをやらかした、前静岡県知事の石川嘉延はサッサと引退して仕舞いましたが、後を引き受けた川勝県知事は困って居ます。
県民の税金で搭乗率保障をするのは県民の批判が厳しいし、一方で 全日空からは、「日本航空だけ保障するのは不公平だ」との声が挙がり、昨日「全日空にも保障してほしい。さもなくば静岡空港から撤退する」と申し入れが有りました。
此れは当然の成り行きです。日本航空に「搭乗率保障」を提示した時から判り切った事でした。そんな判り切った事柄を全く予測が出来なかったのでしょうか?バカな前知事の石川嘉延とその取り巻き連中は。
此のまま行けば 日本航空も、全日空も撤退して利用されない新築の空港だけが虚しく残る、と言う勿体ない図が出来上がります。一番の被害者は静岡県民です。
2010年2月9日火曜日
2010年2月8日月曜日
日本サッカー
もう 日本サッカーを応援するのは止めます!!。だって こんな下手くそなチームを応援しても全然応えて呉れませんから・・・
絶好のチャンスにシュートを打てば枠に行かないし、ルーズボールに駆け寄るスピードは無いし、第一スタートが一歩遅いので、いつも苦しい体勢でプレイしてます。此れでは勝てる訳がありません。新聞などで「終始押し気味」なんて表現されてましたが、何が押し気味なものですか!!防戦一方だったじゃないですか!!危うくPKを防いで0-0の引き分けに持ち込んだものの、ボクシングで言えばクリンチで逃げ込んだ試合です。世界ランク40位と言われるチームとして恥ずかしい体たらくではありませんか! こんなチームを日本の代表として南アフリカに派遣出来ません!!まして ダンヒルのお揃いのスーツにファーストクラスの飛行機に乗せて・・・
いっそ ワールドカップ参加を辞退したら如何ですか?「ベスト4が目標」なんて本当によく言うヮ!!岡田さん!アンタにも選手にもそんな力は無いよ。もう 行く前から帰って来た時のいい訳を考えてるのでしょう。そんなお金の無駄遣いは止めて、「とても予選リーグを突破出来ませんので、行くのは止めます!」と正直に言った方がファンの皆が納得します。
2010年2月7日日曜日
寄せ書き
江戸時代の古文書を勉強した際知りましたが、「寄せ書き」と言うものが「百姓一揆」に起因したのだそうです。
江戸時代農民達は、一年かけて汗と涙を流して作ったお米を「年貢」として強制的に領主にうばわれました。其の割合は領主が五割、農民が五割と、比較的良心的なものが基本的でしたが、其れはたてまえで、領主の都合で其の割合が六:四になり、七:三、八:二となって終いには農民の取り分が二分しか無いと言う情けない状況になって仕舞うのです。此れでは農民は堪りません。だから 生き延びる為にやむを得ず「誤魔化し」をやります。 然も 作柄が豊作だとか、平年並みの歳は良いのですが、凶作の歳は悲惨です。例え凶作でも上納する年貢の割り当ては「検地」で決められた年貢高は変わりません。東北地方の青森や、岩手では餓死者が出る所までいきました。「天明・明暦の大飢饉」と言われる大飢饉です。此の時の餓死者は数十万人と言われ、餓死者の肉を喰らうとか、お互いの子供を交換して殺して喰らう事も有ったという話です。
そう言う飢饉の時、農民達は止むに止まれず団結して立ち上がったのが「百姓一揆」です。当然 一揆の首謀者は磔(はりつけ)の刑と言う死罪です。其れを覚悟しての「決死の行動」です。
その 一揆をおこす時、領主に提出する「連判状」に名前を署名するのに、一番右はじか、左はじに書くと「首謀者」にされて仕舞います。其れで 丸く円形に「寄せ書き状」に書くのと、誰が「首謀者」か判らないと言う知恵を絞った結果、作られたそうです。然し 領主の方も其れで簡単に騙されては居ませんでした。誰でもいいから一人首謀者らしき者を捕えて磔にすれば、幕府に対して面目が立ちます。適当に一人に向かって「お前だろう!」と言えば、其の男が慌てて「違います!○○です!!」と日頃から憎まれて居る奴の名前を言いますので、其の人は可哀想に村中を引き廻しの上、磔の刑にされたのです。
江戸時代の残酷物語でした。
2010年2月6日土曜日
トヨタのプリウス
アンチブレーキシステム(ABS)を装着したトヨタプリウスに苦情が寄せられている様です。
私もABSを装着した車に凡そ20年程載って居ますが、確かにABSの装着車はブレーキの効きが甘い様な感覚が有ります。私はプリウスでは無く回生制動ではない油圧制動だけの車に乗って居ますが、それでも低速で走行中にブレーキを踏んだ場合スーッと滑るような感じになります。此れは タイヤがロックしない様にABSが働く為に起きる現象です。其の為 急ブレーキを踏まずに走れる様に注意して居ます。
今回の苦情の原因が此の現象では無くて、ABS+回生制動システムに依るものでしょう。
ABSはブレーキが甘く感ずると言う欠点だけではありません。ブレーキを踏みながらハンドル操作が出来ると言うメリットが有ります。私も経験が有りますが、脇から飛び出して来た車を避ける為に急ブレーキを踏みましたが、衝突寸前でハンドル操作が出来て衝突を避けられました。其れ以来 落ち着いたハンドル操作が出来て余裕のある運転が出来て居ます。
2010年2月5日金曜日
朝青竜
朝青竜 意外とあっさり引退を決めました。何だか相撲協会の偉い人達とマスコミが寄ってたかって強引に追い込んだみたいに見えますが・・・
何と無く朝青竜が可哀想に見えて来ました。恐らく 今迄の不評を買った出来事で、相撲協会も諦めたのでしょうか?
まだ29歳とか言いましたね。気力も体力も充分有り、あと5~6年は現役が続けられるでしょうが、今迄に無い型破りな横綱として勿体ないと思います。とかく高砂親方に「もっと充分な教育を出来なかったか?」などと批判も有りましたが、モンゴルと言う異国から来た野獣の様な男を、宥めすかして艱難辛苦の結果、無敵の横綱まで育て上げたのですから、矢張り高砂親方も立派だったと言えるでしょう。
今後の事はどうするのでしょう?テレビでは、政治家になる、とか モンゴルの大統領になる、とか言ってましたが、如何にモンゴルでもそう甘くは無いでしょう。私は K-1とか格闘技へ進むだろうと思います。朝青竜にはピッタリですから・・・
2010年2月4日木曜日
坂本龍馬
本屋さんに行きました。驚いたのは、本屋の店の入り口からすぐの一番目に付く所謂売れ筋の本が陳列して有る所が、一面に坂本龍馬の本が山と積んでありました。
NHKのドラマの影響でしょうか? いや どうも私の考える所では違うようです。つまり 今の世の中に最も不足しているものを世の人々が求めて居るもの、それが坂本龍馬の様なスケールの大きな男、それを現在の日本では渇望されているのじゃないでしょうか?
今の政治家も企業家も余りにもスケールが小さくて、嘆かわしい限りです。政治家はアメリカの顔色ばかり窺って、ビクビク・オドオドしてシッカリ腹が据わってません。企業家はアメリカ式成果主義に振り回されて何かと言うと及び腰で、まるで焙烙の上で炒られる豆見たいです。
此の落ち着きも、ドッシリと将来を見つめて考えを実行出来る「男」が今の日本に欠けて居るのです。此のままでは日本の将来が不安で、坂本龍馬みたいなスケールの大きな男が出て来て欲しい、と言う切実な願望がブームの原因となっているのじゃないでしょうか?
2010年2月3日水曜日
飲酒運転
飲酒運転で事故を起こした件数が昨年1年で3,000件以上も有るそうです。事故を起こさない迄も、飲酒運転取り締まりで検挙された件数ではゆうに10,000件を上回ると言います。
此れだけ罰則が厳しくなっても、未だやる馬鹿が居るんですねぇ!信じられません!アルコール依存症と言われる人が運転するのでしょうか? 兎に角 此れだけ厳しい罰が待っているのに、それでも飲酒運転が止められないと言うのは、もう殆ど病気です。そして 人殺し犯を野放しにして居る様なものです。こう言う人を社会的に隔離する方法は無いのでしょうか?
飲酒運転の常習者は、再犯率が100%に近いのです。だから 捕まっても、免許取り消しになっても、また必ず飲酒運転をやります。そして事故を起こして悲惨な犠牲者・遺族を新たに作り出します。其の事が分かり切って居るにも拘わらず何ら手を打たないのはテロリストを野放しにするのと同じでは無いでしょうか?
2010年2月2日火曜日
フード・デザート
フード・デザート(food deserts)と言う言葉を聞いた事がありますか? 私は初めて聞きました。 デザートと言っても<食後のデザート>のデザートではありません。言うなれば<食の砂漠>と言う意味です。
つまり いま食生活の砂漠化と言う現象が日本の各地で起きて居る、と 問題になってます。「食生活の砂漠化」は 大型ショッピングセンターが市街地の郊外に進出して来た為に街中の小さなお店、八百屋さん、魚屋さん、肉屋さんなどが商売出来なくなって次々と閉店して仕舞ったのです。だから 街中では買い物が出来ません。
若い人なら車でサーッと買い物に行けますが、高齢者には大変な作業です。徒歩で行ける様な所には有りませんし、バスなどで買い物に行く訳ですが、重くて持ち運びに困る物は買えません。結局 軽くて嵩張らないインスタント食品を買うとかして、新鮮な野菜や魚は買えないので食べられません。
其の結果 一人暮らしの高齢者が栄養不良に陥り、病気になるケースが増えている、此れがフード・デザートと言うのだそうです。
そう言えば 我が家の近隣でも昼間買い物カートを引いてヨロヨロ歩いて居る高齢者を多く見る様になりました。 これから益々増えて行くでしょう。
2010年2月1日月曜日
南京大虐殺
歴史認識が中国と日本で差が有ると言います。今尚 「中華思想」と言う時代錯誤のプライドを捨て切れない中国と、「アメリカ依存病」にドップリ浸かって抜け切れない日本とではどっちもどっちもでしょう。
南京大虐殺事件にしても、被害者の数<中国側=30万超> <日本側=20万~30万> と その主張に開きが有ります。以前には中国側では3,000万人なんて言ってる文書が有りました。此れ等は所謂「白髪3,000丈」の類の中国的過剰表現に他ありません。
昔 南京事件の現場に実際に居たと言う「元軍人」に直接聞いた話ですが、其の人が言うには以下の通りです。
『日本軍が 南京の街に入ると、街には人影が全く無くヒッソリとしていた。そして 夥しい数の軍服脱ぎ捨てられていた。 それは「日本軍が侵入して来ると、皆殺しにされる」との流言が流されて居た為、住民達はみんな避難しているのだ、と日本軍兵達はそう思って油断して居た。すると 突然民家から軍服を脱いで住民に偽装した中国兵が襲いかかって来た。日本軍は住民と中国軍の区別がつか無い。だから大混乱に陥った中で、自分の身を守るのが精いっぱいで、止むを得ず中国兵と住民の区別なく射殺した。此れが「南京大虐殺」と言われる事件の事実だ。』
其の元軍人の老人は、涙ながらに『あの時の あの卑怯な中国人達の行動に依って多くの日本軍戦友達も犠牲になった。其の事は何も言わないのは中国人の汚さだ。』
今でも 中国人の食品偽装や、特許侵害など汚い行為が平然と行われて居る現実を見ると、彼等は歴史的に信用出来ない民族だと思わざるを得ません。