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2010年2月12日金曜日

司馬遼太郎

今日 2月12日は 作家 司馬遼太郎の命日「菜の花忌」です。 1996年2月12日 突然の死でした。死因は内臓の大動脈瘤の破裂によるものでした。私も司馬遼太郎のフアンですから、死亡のニュースを見て大きな衝撃を受けましたので、当然何故亡くなってのか?ひょっとして犯罪?とか色々考えちゃいました。
 でも 何処に聞いても、奥さんの福田みどりさんに聞いても教えて貰えませんでした。今から思えば あまり死因をオープンにしたくない理由が有ったのでしょう。その後漏れ承る所に依れば、司馬さんは極端な偏食で、其の為に栄養が偏り、免疫力が相当低下して居たのではないか?と想像します。本人のエッセイを読みますと、「妻の料理は珍妙な味がする。私は極端な偏食で、かけうどんとカレーライスさえ食べておけばいいので・・・」と書いてあります。やっぱりこの辺りに死因の要因が有るのかな?と思います。そして 死の直後その死因を公にし難い所が有ったかも知れません。
 それにしても 享年73歳と言うのは未だ若過ぎます。未だ々々沢山の作品を世に出して欲しかったのに・・・私達読者にもっと作品を読ませて欲しかったのに。
 司馬さんの作品で一番好きなのは「燃えよ剣」「新史 太閤記」「項羽と劉邦」等ですが、晩年の作品は小説としては余り初期の輝きは有りませんでした。でも エッセイとして「街道を行く」などは其の豊富な知識と資料に基づいた説得力溢れる素晴らしいものでした。速読の名人で、友人と話をしながら、コーヒーを一杯飲む間に一冊の本を読んで仕舞ったと言う、超人的な技の持ち主だったと言います。其の速読力を駆使してあの歴史小説も、エッセイも書く事が出来たのですね。つくづく惜しい作家を失いました。残念です!!。

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