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2010年9月22日水曜日

銃乱射事件!

 17歳の少年が銃を乱射、15人を殺害して自殺した事件が有りました。アメリカで起きた事件じゃ有りません。ドイツ南部シュトッツガルト近郊のビネンデンで、昨年3月11日にティムと言う名の少年が起した事件です。
 少年は、自分が卒業した学校や逃走先で銃を乱射し、生徒や教師等を15人殺害した後自殺しました。少年は父親が寝室の洋服ダンス内に鍵を掛けずに保管していたピストルを持ち出したのです。
 検察は 「武器の所有者は扱う資格の無い人間の手に武器が渡らない様にしなければならない」と言う<武器法>がドイツにあり、当然此の法律違反で父親を起訴しましたが、余りにも重大な事件なので、更に<過失傷害致死罪>でも起訴しました。
 ドイツメディアに依ると、通常は略式命令で済ますケースですが、「何故少年がこんな事件を起こしたのか、理由を求めるやり場の無い気持ちを抱える遺族の感情や、銃の所持者に対し管理をしっかりする様に威嚇する効果を考慮したものとされます。
 裁判では <父親の過失が無ければ事件が起こらなかったか><少年が持って居たとされる殺人願望に、家族が気付かなかったか>と言う所が裁かれる予定です。
 9月16日に初公判が開かれたまして、多くの遺族が詰めかけたのですが、問題の父親は「肉体的にも、精神的にも主張が出来る状態では無い、」として殆ど発言せず、親の口から何らかの説明を聞きたいと願って居た遺族を落胆させました。

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