中国がヤケに強硬な態度をして居ます。尖閣諸島の中国漁船と日本の海上保安庁巡視船の衝突問題です。明らかに非は中国漁船に有るのに、不自然な迄に日本の非を強硬に主張しています。どうも此れには中国側に裏事情が有りそうです。
中国は御存じの通り驚異的なまでの経済成長をして来ました。当然 多くの中国人がその恩恵に浴しました。暮らしは豊かになり、明るい未来が見えて居ます。
然し その一方では其の恩恵に浴しそこなった人達も大勢居ます。何しろ12億人もの人口が、漢民族以外の異民族も多く、特に地方に分布している民族に此の不満のガスが堆積している、と言われて居ます。今の中国は、其の経済発展から取り残された<落ちこぼれ>の人民の不満が全国各地で勃発しています。その不満の矛先が政府・党幹部に向けられ、今回の尖閣諸島の問題に対して、中国政府の対日交渉の手法が<手ぬるい>として大爆発になるのを恐れているのです。そこで 此の不満のエネルギーを日本に向かわせて、政府に向かうのを巧くかわそうと企んで居るのです。だから訳の分からない<不満分子>を大いに煽って日本攻撃をさせて居るのです。でも 其れは中国にも、日本にもいい結果が出無いと思うのですが・・・
古来 中国には4000年の知恵があり、「相手に<負けた!>と意識させない賢い勝ち方をしなさい」と言う教えが有ります。敗者は勝者に対して恨みを持ちます。その恨みを持たせない様に、必ず敗者の立つ瀬を残してやりなさい。と言うのが4000年の教えです。其れが 今の中国には全然無い様に見えます。
奈良時代から 中国は日本の偉大な先生でした。其れを想うと残念です。
2010年9月23日木曜日
中国の虚勢?
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