無思慮な菅さん

中国が相変わらず強硬姿勢です。此れをテレビのコメンテーター等は、「ナショナリズムに依って中国国民が団結して、日本叩きをしている」のだ、と定義付けて居ますが、私はそうは思いません。彼等中国人民達は、そんなナショナリズムとか、イデオロギーと言った高等な動機に突き動かされての行動では決してないのです。唯　国の目覚ましい経済発展の恩恵に乗り損ねた憤懣が、彼等のエネルギーになって居るだけです。中国政府は、其の矛先が自分達に向かって来るのを恐れて、偶々発生した尖閣諸島事件（もしかして、中国政府が意図的に発生させた？）を利用して、更に其の火に油を注ぎ、煽り立て「悪いのは日本だ！！」「いいぞ！もっとやれ！！」と言う作戦でしょう。
　然し菅総理も外交ヘタ過ぎます。まるで犬の喧嘩で、相手が大声で吠えて来たら「キャン！」と言って直ぐ逃げだしたのと同じ事をしました。此れでは中国は「シメタ！もっと大声で脅かしたら、面白い事になるぞ！」とばかり、嵩に掛かってバッシングに来るでしょう。
　此れでは　日本国民全員のプライドはズタズタにされました。其処の所を菅総理は少しでも考えた事が有るでしょうか！？！昔から＜無思慮の菅さん＞と言う評判の菅さん、取り返しの付かない事をして呉れました。
　此の外交交渉は、「粘りの勝負」です。例えフジタの社員が拘束されても慌てる事はありません。ギリギリ粘れるだけ粘って、其れから此方のカードを切れば良かったのです。其れを　粘りもせず、話し合いもせず、一歩的に此の勝負を降りて仕舞ったのですから、今頃中国国内では腹を抱えて大笑いをして、次の苛めの手を考えながら楽しんで居る事でしょう。