2011年8月15日月曜日
続 敗戦記念日
「続 敗戦記念日」 昨日に続き8月15日に思う事を綴ります。昨日書いた池上・加藤対談で、二人が言う「太平洋戦争で、我々は<被害者>だけではなく<加害者>である」と言う意見には大いに賛成です。私達は二発の原爆と無数の爆弾・焼夷弾で犠牲になった非戦闘員と、戦場で戦死した兵隊達を併せて600万人とも言われる戦争犠牲者を思う時、その余りにも悲惨な死に、思わず戦争の<被害者>として仕舞います。
確かに 600万人の内の多くの人達は、抵抗する手段も無く、自分の意志に反して唯々諾々と死出の旅に送りだされて仕舞ったのです。もっと長生きをして幸せな生活をしたい!と切実に願いながらも、人間の作り題した<大量殺戮兵器>で何ものにも代え難い命を奪われて仕舞いました。
事此処に至るまで 果して此の戦争を防ぐ方法は無かったのでしょうか? いや ありました!。其れはNHKを始めとする大新聞が、世界から正確な情報を集め、欧米の軍事力と日本の軍事力の差を冷静・客観的に比較して、正直に報道して居れば、此の戦争が如何に無謀なものかを多くの国民に知れせる事が出来たでしょう。軍部は半ば発狂状態でしたが、マスコミ全部で連帯して<不利な戦い>を国民に知れせるべき責任が有ったのです。勿論 其れは命懸けの大仕事です。然し マスコミは其れを避けて寧ろ<戦争礼賛>に回りました。此処に歴史的大罪が有るのです。
戦後66年経ったこんにち 未だにそれはどのマスコミも総括して居ません。此れが 日本のマスコミの本質です。
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