浅間山の噴火警戒レベルが3になったそうです。
心配されるのは、1783年(天明三年)の時と同じ世界的異常気象です。その年には、アイスランドのラキ火山とグリームヴォトン火山で連続して大噴火が起き、日本でも岩木山、浅間山で相次いで大噴火が起きたのです。そして其の粉塵の噴出量が桁違いに多くて、成層圏にまで上がり長時間に亘り太陽光を遮って、日照不足がながく続いたのです。それで農作物が極端に不作になり、有名な「天明の大飢饉」になったのです。
特に悲惨だったのは東北地方で、餓死者が10万人とも一説には30万人とも言われ、村の住民全部が死に絶えた所も珍しくない程と言われています。当時の古文書に、「子を代えて喰らい・・・」と書かれていますが、それはつまり空腹の余り、子供を交換して殺して食ったと言う事で、まさに想像を絶する地獄絵です。
それでも 江戸や大坂の商人達は米の買い占め、売り惜しみをして値段を釣り上げてボロ儲けをしていて、民衆の怒りが爆発し、打ち壊し騒動が起きました。軽蔑すべき商魂と言うやつでしょう。
つまり 私が言いたいのは、「食料の確保に努めるべきだ」と言う事です。「食料危機」は「金融危機」よりも遥かに恐ろしい事で、10年ほど前に、学者達が試算した所この地球で賄える食料は60億人分だ、と言ってました。ところがいまやその人口が67億人になって居ます。
だから 今に「金融危機」よりも「地球温暖化」よりも怖い「食料危機」がやって来るのです。其の時こそ本当に深刻な世界中に「食料をめぐる国家間対立」が起きます。
日本はアメリカ、カナダ、オーストラリア、中国といった農業大国に「助けて下さい!!」とお願いしても彼らも自国の事情を考えて絶対に助けては呉れません!!此の事をよく考えて食料の備蓄に励む事が必要です。その為には「お米を沢山作る事」です。減反政策なんてとんでもない!!其のお米を色々に加工して、様々な食料にする方法を作っておく事が必要不可欠では無いでしょうか?
2009年2月1日日曜日
食糧危機!?!
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