英語の「LOVE」を「愛」と訳した最初の人は、かの有名な福沢諭吉だ、と聞いた覚えがありますが、誰から聞いたかは忘れました。 然し 「LOVE」を「愛」のたった一文字で片づけてしまってはどうも不充分ではないか?と後世の作家・文人達は気づいて随分と苦心惨憺したとか・・・
そもそも 英語を日本語に翻訳するのは大変な難事です。例えば 「I(アイ)」とか「YOU」にしても、ただ単に「私」や「あなた」と翻訳しただけでは其の真意を充分表現出来ません。「I(アイ)]を日本語にするとしても「わたし、おれ、じぶん、あっし、わがはい、おれさま、etc・・・」また 「YOU]は「あなた、きみ、きさま、おのれ、てめぇ、etc・・・」と、日本語ではその言葉を使う場面や相手によって夫々違います。それが英語では「I」と「YOU」だけです。喋り言葉では、イントーネーションの違いで「あなた」と「この野郎」の違いを判別出来ますが、活字の場合は前後の言葉、情景などで判断しなければなりませんから、日本語と違って補完文が必要になって翻訳した文章を読むとじれったくてイライラしたりします。
時々 翻訳本を読みながら、仲々すらすら読めなくて嫌になっちゃうのは言語の持つ困難な壁の所為でしょう。或いは 英語と言う言語に有る程度の限界があるのかな?と日本語贔屓の私の偏見でしょうか? 兎に角 英語に優越感と言うか何でもかんでも英語がいいと言う偏見は幼稚な思い込みでしょう。もっと日本語を大切に磨きたいと切に願う次第です。
2009年2月21日土曜日
日本語と英語
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