「偽書」とされた史料の再評価の試み
「甲陽軍鑑」は武田信玄の華々しい活躍を綴った文書ですが、つい最近までは此の文書は「偽書」だとされていました。
その根拠は一昨年のNHK大河ドラマでもお馴染みの山本勘助が実在の人物では無いから、と言われていたからです。此の「甲陽軍鑑」に度々登場して軍師として活躍する山本勘助は、別の信用出来る史料には全然出て来ないから、きっと架空の人物だろうと思われたのです。
所が最近になって釧路市に住む市川さん宅の蔵から武田信玄直筆の手紙を発見して、其の中に「山本勘助」の名前を書いてあったのです。そこで忽ちにして「甲陽軍鑑」が「偽書」の座から一級資料に躍り出た と言う訳です。 其のお陰で山本勘助も実在の人物になり、NHKの大河ドラマにもなりました。
2009年2月14日土曜日
小和田教授の最終講義5
投稿者 不老愚 助光 時刻: 16:47
ラベル: 小和田教授の最終講義5
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