貸し渋り・剥がし

大手銀行の理不尽が、此の処激しさを増してきたと言います。中小企業に対して融資をする態度が「情け無用」とばかり、貸し渋り、貸しはがしに走って居ます。
　亀井静香金融大臣の「返済猶予制度」の発言を受けて、大手銀行はもう自己防衛の手を打って来ました。中小企業の社長に対して、「あなたの生命保険を追加担保に入れて下さい」とズケズケと言って来るそうです。「俺の命を担保にする気か！？！」と怒る人も居るでしょう。当然ですが、銀行側は「蛙のツラに小便」で平然として＜嫌なら融資を止めるゾ＞と言外に匂わせて慇懃無礼な態度を一歩も退きません。まるでシェイクスピアの「ヴェニスの商人」のシャイロックと同じです。＜もし　金が返せなければ、お前の胸の肉を１ポンド貰うぜ＞と言う遣り方です。
　どんな事が有ろうと絶対に損をしない大手銀行の遣り方は「雨降りに傘を貸さない」と、＜銀行に対する恨み辛み＞が不況になると全国各地から聞こえます。好況な時には、揉み手をして、作り笑いをしながらよって来るくせに・・・
　其の為に　銀行員は二年くらいで転勤させて，其れまでの色々な経緯をリセットするのですね。そうして世論の恨みを捨てて、涼しい顔をして新しい任地に転勤して行くのでしょう。
　私も　何十年も前、「住宅ローンに火災保険の質権設定をさせて欲しい」としつこく要求されましたが、「バカヤロウ」と一括して蹴飛ばしてやりました。 それ切り何も問題なく済んじゃいました。銀行は弱い者はトコトン苛めようと言う徹底した姿勢ですから、絶対に銀行に弱みを見せてはいけません。