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2010年10月5日火曜日

不屈のドイツ



 ドイツは第一次世界大戦で負けました。其の時の賠償金(ペナルティー)が未だ残って居たのですね。其れをコツコツと92年掛かって此の程目出度く完済した、と言う凄い話です。そもそも此の賠償金なるものは、戦勝国が、敗戦国から無理矢理取り上げる理不尽とも言えるものです。イギリス・フランス等、戦勝国は、ドイツにその支払い能力が全く無いのに強引に支払いを迫ったのです。其の為 ドイツ国民は塗炭の苦しみのどん底に陥れられました。余りの苦しさの中から生まれて来たのが、ヒットラーを中心としたナチスでした。そして又々第二次大戦を始めて仕舞い、又負けたのです。だから 第二次大戦は、ドイツの周辺諸国がドイツを苛斂誅求なまでに苛め過ぎた事が要因と言われてます。
『ドイツ政府は3日、第1次世界大戦(1914~18年)の後始末を決めたベルサイユ条約でドイツが科された賠償金のうち、最後まで残っていた7000万ユーロ(約80億円)の支払いを終えた。
 大戦終結から92年後の完済は、第2次大戦後の分断を克服した東西ドイツ統一から20周年の記念日に行われることになった。
 DPA通信によると、支払われたのは、ベルサイユ条約発効後に、賠償額の軽減を定めたドーズ案(24年)とヤング案(30年)に基づく公債の利子分。
 33年に発足したナチス政権が賠償支払いを拒んだことと、第2次大戦後も分断国家となり、ロンドン協定(53年)で、ドイツ統一までは支払いを猶予することが定められたため、一部は返済されないままになっていた。』
 この例を見るまでも無く、いま アメリカなどが、アフガニスタンとか、北朝鮮とかを苛めて居ますが、「窮鼠猫を噛む」の例えもあります。何処か一方に逃げ道を与えてやりましょう。

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