五月三日 山口県下関市で安徳天皇の御霊を弔う「先帝祭」が行われました。源平合戦の最後の決戦壇ノ浦の戦いで、敗れた平家の公達と共に海中に身を投げた安徳天皇は其の時満七歳でした。
安徳天皇は、最期を覚悟した祖母の二位尼に抱きかかえられた時「尼ぜ わたしを何処へ連れて行くのか?」聞きました。二位尼は「この世は辛い事ばかりで御座います。極楽浄土と言う有り難い所へ行くので御座います。この波の下にも御所がございます」と言って海中に天皇を抱えて飛び込んだと伝えられる故事に因んだ慰霊祭です。
平清盛が元気な時には「平家に有らずんば人に有らず」と言って専横を極めた平家は、<奢るものは久しからず ひとえに風の前の塵の如し>と 哀れにも滅んで行きました。
人間社会の栄枯盛衰は諸行無常です。綾なす縄の様に悪い事も良い事も何時までも続きません。
2011年5月5日木曜日
栄枯盛衰 無常
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