菅総理が中部電力に対し、浜岡原子力発電所の全面停止を要請したそうです。浜岡原発は1~5号機が有りまして、1、2号機は点検停止中、3号機も一時停止中ですが、運転中の4、5号機も含めて全部停止を要請したのです。
言うまでも無く福島原発事故を見ての判断です。確かに浜岡原発は、中部電力の発言に依れば、3~5機は既に津波対策は万全に対処済みで、1、2に就いても此の二年以内に対処の予定だと言って居ます。
然し 万全の対処と言うものが、実は防波堤にしても、高さがたった5メートルで、東日本大地震級の10メートル超の津波が来ればひとたまりも有りません。それで地元民は勿論、川勝静岡県知事までが、<危険だ!>の声を挙げたのです。
漸くの事で、菅総理も其の声を受けて「もっと高い防波堤を築く等の対策が完了するまで運転を休止するよう」に要請を中部電力へ申し入れたと言う訳ですが、此の申し入れには法的拘束力は無いそうです。だから此れを拒否しても何ら罰則はありませんし、電力会社の人達は、常に人を見下し目線で見て居ます。中部電力の水野明久社長は、「どうせ菅総理の何時もの<思い付き発言>だろう」くらいに受け止めて、適当に応えて置こうと思って居るのじゃないでしょうか?
2011年5月7日土曜日
浜岡原発
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