「萬葉集 其の五」
今日の岡崎先生の講義は、萬葉集の中から
◎大伴旅人 「酒を誉める詩」に就いて・・・酒を飲んだ事を詩にしたものは収録が少ない。
◎防人(さきもり)の詩 今の福岡県に、外的(朝鮮半島、中国大陸から侵略に来る)を防ぐ目的で、東国(浜名湖以東)の人達を徴兵して派遣した。その派遣された人達が、故郷恋しさの余り詠んだ詩、また 其の留守を守る妻や恋人達の防人恋しさの切実な詩。
◎大伴家持 心物対応構造の詩。例「うらうらに 照れる春日に 雲雀あがり」此処までが情景「心悲しも ひとりし思へば」そして此処までが心情。と言う具合に、前段の五七五が自然の情景をを詠い、後段の七七で詠み手の心情を詠う。此の様に 自然の情景と、詠み手の心情を対比させる形で詩にしたものを「心物対応構造」の詩と言い、此れは中国の漢詩からの影響だ。
今日は こんな所を勉強しました。
2011年5月17日火曜日
萬葉集 其の五
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