守銭奴

　菅総理の＜浜岡原発前停止要請＞を受けて、地元御前崎市の石原市長が真っ先に声を挙げたのが「給付金が無くなるのではないか！？」と言う心配でした。地元民の生命財産よりも、原発受け入れ地に支払われる給付金（八億八千万円）の方が心配だとは、呆れた市長です。
　写真は眼の色変えて　原発停止に就いて原子力安全・保安院から説明を受ける石原市長（中央）です。御前崎市の今年度の一般会計は百二十八億円で、其の内の八億八千万円は大きい事は判りますが、それにしても菅総理の発言に対して直ぐ様猛烈な勢いで反応して「給付金はどうなる！？！」と言うアクションには、地元近くに住む者として些か恥ずかしいものが有ります。
　福島の惨状を目の当たりにして、また　原子力発電の＜安全神話＞のメッキは剥がれ落ちたこんにち、菅総理の発言は、唐突とは言え無条件で歓迎すべきです。石原市長が何だか＜守銭奴＞に見えて来ました。