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2011年5月26日木曜日

クリニクラウン




 今日のお昼の朝日テレビで「クリニクラウン」の話題を放送して居ました。「何だろう?」と興味をそそられて見て見ましたら、「クリニクラウン」と言うのは「クリニック」と「クラウン」を併せた造語でした。言うなれば 「病院の道化師」と言った処です。
 つまり 1992年オランダで発足した活動で、日本では2005年「日本クリニクラウン協会」が発足しました。
 活動の目的は、幼児が病気で長期入院をさせられて居ると、外に出られない、遊びも出来ない、友達も出来ないと言う非常に閉鎖的な環境に有る為に、喋らなくなったり、笑顔を見せなくなったり、周囲の状況に反応しなくなる、と言った大変可哀想な状態になって仕舞うので、其れを 色々面白い事をやって見せたり、一緒に遊んだりして、閉ざされた心を開いたり、笑顔を取り戻したりする、大変重要な活動をするのです。
 勿論 長い時間看護をして来て精神的に参って来ているご両親や、お医者さんも、看護師さんも患者の幼児の状態を思う時、つい 重苦しい雰囲気に包まれがちです。そんな時 此の「クリニクラウン」の人達が、面白い動作をしたり、簡単なゲームをしたりして喜ばせるのです。
 或る小児ガン患者のお父さんは「此の子がこんな笑い方をするのを始めて見ました」と言って感激されて居ましたが、「クリニクラウン」の効果は、患者を明るくするだけじゃなく、ご両親も、医者や看護師も含めて病院全体に明るく温かい空気を残して行くのです。
 世の中には こんな素晴らしい働きをして居る人達が居らっしゃるのですね。私も心が温まりました。

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