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2008年12月29日月曜日

冬山の遭難



今日の富士山です。下から仰いで見るだけだと唯美しい姿で優しい山に見えます。が 今日此の山で一人の女性が滑落遭難して、足を大怪我したけど、生きて救助されたニュースが報道されてました。

テレビでは この年の暮れだと言うのに冬山の遭難事故を何件も報道してます。
何が愚かな事かと言えば「冬山で遭難する事」だと思います。きっとご異論は沢山有るでしょうが、私は断固としてそう断言します。
 何故なら 冬山はひとつ間違えば死ぬのです。それが 周りの人に言語に絶する心配をかけて、悲しい思いをさせて、おまけに莫大な捜索費用を費やして・・・物言わぬ冷たく見っとも無い遺骸となって山から引き摺り下ろされる姿は「此処にどうしようもない愚か者が居ます」としか形容出来ません。
 誰かが言ってましたが、「死に至る道楽に嵌まると病みつきになる」そうです。冬山とか、スカイダイビングとか、バンジージャンプとか死の危険が眞近に迫る道楽は一度嵌まると止められなくなって、周りで幾ら止めても聞く耳を持たず、家族・友人達に散々心配を掛け捲り、迷惑を掛けても止められません。 自分でも止めよう、止めようと思うのですが、「命がけ中毒」と言う病気は厄介で、周囲がなんと言おうが、自分がどう足掻こうが厳然として「死の淵を覗け!!その深い底には天国があるぞ!!」と誘い続けるのです。それで 家族が泣いて引き止めても悪魔の囁きに誘われてスーッと行ってしまうのです。 そして 遭難!!涙!涙!涙! 残った物は莫大な借金!! 此れが「愚か」と言わずして何と言うでしょう。

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