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2011年4月10日日曜日

西山審議官



 経済産業省 原子力安全・保安院の西山英彦審議官が、やっと福島第一原子力発電所の、安全設備の不備を認めました。事故発生から凡そ一カ月になると言うのに、「今更なにを言ってるのだ!」と怒鳴り付けてやりたい気持ちです。言い草が振るってます。「皆さんに安全だ!安全だ!と言い続けて来ました。私もそう思って来ました。然し この事態になり、安全に不備が有ったと言わざるを得ない」と 相変らず爬虫類の様な無表情で、他人事の様な淡々とした、上から目線の喋り口です。全く官僚そのもので、一言のお詫びも何もありません。
 此れでは 放射能被害を避けて、強制的に生まれ故郷を放れて避難させられた人々は、どうすればいいでしょう? どうしたら此の怒りを治められるでしょう? あの西山審議官の淡々と「不備でした」のコメントだけで治めろと言うなら余りにも残酷です。如何に我慢強い東北の人達でも我慢に限度が有ります。
 政府の態度も、東電の態度も、そして安全・保安院の態度もみんな他人事としてしか考えて居ないのです。国会議員も、あの泥水をかき分けて瓦礫の撤去に行こうなんて、誰一人も居ません。国民みんなが助け合って頑張ろうと言う時に、彼らはいったい何を考えて居るのでしょう?

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