昨日は娘の嫁ぎ先の舅を見舞って来ました。舅は胃癌、食道癌、其れに脳梗塞を患って居まして、総合病院に入院して居ましたが、今月の中旬に介護付きの老人ホームに転院しました。医者の判断では、此れ以上病院に居ても、病状が良くなる見込みは無いし、急激に悪化する事も無さそうと言う訳で、此方のホームへ移る事を勧められたのです。
面会して見ると思ったより元気で、総合病院に入院した当時よりも顔色も良くなって居ました。そして其の時は認知症の気が少々あって会話もあまり出来ませんでしたが、昨日は意識もはっきりして居て多少の会話が出来るまでの回復が見られました。入院生活が長く、体中の筋力の衰えが著しくて自力で起き上がりや、車椅子に乗る事が出来ませんので、介護士の方に助けられて動作は気の毒で見て居られませんでした。
その様子を見ながら、今まで何の苦労も無く生きて居ると言う事の重大さ、有り難さをシミジミと考えさせられました。
有名な水戸光圀の詠に
「ただ見れば 何の苦も無き 水鳥の 足にひまなき 我が思ひかな」と言うのが有りますが、私達の無意識に行って居る<生きる為の努力>が無理無く出来る事の有り難さを改めて感謝しました。
2011年4月28日木曜日
生きる事
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