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2011年4月16日土曜日

カンバン方式


 カンバン方式で世界一の自動車メーカーになったトヨタ自動車の豊田章男社長です。其のカンバン方式が祟って全工場の殆どが生産ストップに追い込まれました。
 <必要な部品を、必要な数だけ、必要な時間に下請け会社から指定場所に届けさせる>此のシステムで、年間純利益二兆円を達成したのです。其の二兆円は何処かに内部留保としてのこしてあるでしょう。
 其の二兆円を絞りだすのは尋常な手段では有りません。<乾いたタオルでも、もう一絞りすれば一滴の雫が出せる>此れがトヨタの合言葉です。トコトン絞られるのは下請け会社です。
 例えば 「1000個の部品を納入せよ」と言う指令が来たとします。其れを間違えて1001個納めたとします。すると部品が1個余ります。さぁ大変です!生産ラインの総点検が始まります。組み立てた自動車の1台1台を部品の取り付け漏れが無いかを調べるのです。其れもトヨタの人間は動きません。下請け会社の人員を総動員させられて徹底的に検査をします。其の間生産ラインは止めずにやりますから、大変な作業になります。下請け会社はまるで奴隷です。
 此の様に 在庫管理から、ストックヤードから、工程管理・品質管理まで何もかも下請け会社に強制的にやらせてそして<純利益二兆円>を挙げたのです。其の親玉が此の人豊田章男さんです。今度の地震被害で約一か月の工場の操業停止になって、今度は此の<人権無視>のカンバン方式をどうしますかねぇ

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