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2007年6月18日月曜日

春過ぎて 夏来にけらし


春過而夏来良之白妙能衣乾有天之香具山(はるすぎて なつきにけらし しろたえの ころもほすちょう あめのかぐやま)

 持統天皇が詠んだ歌です。百人一首の第二番に選ばれています。近頃 私は奈良・平安時代にはまっています。   福岡・京都と行って来たせいでしょうか 福岡は 大陸文化の入り口、京都はそれをシッカリと受け止めて、育てて立派な平安文化の華を咲かせた所ですからむべなるかなです。

帰宅して 図書館で面白い本を見つけました。「百人一首」面白いほどわかる本(望月光著)です。子供の頃から百人一首は知ってましたし、姉は百首全部を暗記してまして、よく読み聞かせをしてくれました。でも その歌が詠まれた深い意味や、時代背景は全く知りませんでしたので、それを子供でも解るように解説してあるこの本は目からウロコが落ちる如く面白くて堪りません。この百人一首を選んだ藤原定家の才能には改めて感服しました。   冒頭の歌は、奈良時代にはひらがながありませんでしたから原文の文字です。それに藤原定家が読み仮名を当てたものだそうです。後世 色々な人がこの読み方に異論を唱えたりしてる様ですが、やっぱりこの読み方が残ったのです。

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