今日は 第五十二番 藤原道信朝臣
明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな
平安時代は通い婚でした。日暮れ時に男が女のもとを訪ね、夜が明けると男は自分の邸へ帰り、なるべく早く、女に歌をおくります。どれだけ早いか・・・。それが女に対する愛情のあかしでした。
この歌の意味は そのままです。夜が明けたら帰らなければならない。日が暮れれば又逢えると判っては居るのに、なお恨めしい気持ちだ・・・。
写真は今日の清水港の夜明けです。
老とは本来 人格・見識共に優れた人を言うのですが、それには遥かに及ばない愚か者と言う事です。
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