君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな 第五十番 藤原義孝
あなたに逢うためなら死んでも惜しくないと思っていた命が、逢う瀬を遂げた今は、もっと長生き出来ればいいと思うようになりました。
まことに素直で純真な歌です。この藤原義孝は時の「摂政太政大臣の三男」で、今で言えば「総理大臣」より実力者の息子で、おまけに眉目秀麗(イケメン)、歌才も抜群と言う大変な男性でしたから門前には女性達の長蛇の列が出来たと言います(嘘です。当時の女性は今と違って奥ゆかしい人ばかりでしたから)
ところが・・・この藤原義孝は21歳で死んでしまいました。(誰です!?!ザマァミロなんて言ってるのは アッ!!私でした)
だから 自分の死期を知ってこの歌を詠んだとしたら、この歌の意味がもっと深いものになります。
2007年6月29日金曜日
君がため・・・
投稿者 不老愚 助光 時刻: 11:20
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