花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに 第九番 小野小町
姿かたち はいつの間にか時を経て衰えて行く、いたずらに過ごして居る内に・・・全盛期は世界の三大美女と言われた小野小町も、美しさ故に傲慢だったのでしょう。有名な話 深草少将に想いを寄せられた時、「百夜通って来たらOKよ」と言ったので、少将は本気になって通い 九十九夜で病気になって死んでしまったと言う伝説があります。然し そんな傲慢な女性は幸せになれる筈がありません。老後 不幸になって乞食となり孤独の内に死んだと言われています。更に成仏出来なくて、後の世に在原業平が陸奥に旅をした時、彼女の骸骨からススキが生えているのを見ました。その骸骨は「痛い! 痛い!」と泣いていたと言う話が伝わってます。
写真は草薙神社の樹齢千数百年と言われている大楠の木です。この姿には気が遠くなる程の時間を感じます。
2007年6月27日水曜日
花の色は・・・
投稿者 不老愚 助光 時刻: 15:04
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